ゲーム,コミカライズ,ラノベ関連本,新潮文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

色々買ってきました。今月買うもん多いな!ラノベは、

・ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
・機関鬼神アカツキ <2>
・薔薇のマリア 20.Ilove you.[noir]
・東京皇帝☆北条恋歌 <13>
・新妹魔王の契約者Ⅴ
・ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?
・少年陰陽師 夢見ていられる頃を過ぎ

の計7冊。

ファミ通文庫では『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』7巻が特装版と通常版同時発売になってるんだけど、赤りんごさんの体調不良により描き下ろしイラストゼロでの発売になるらしい。
公式サイトに謝罪文が載っててビビった。まぁアニメ放映を控えた大事な時期だから刊行延期するわけにはいかなかったんだろうな。

それはそうと、最近偶然気付いたんだけど、『パナティーア異端』の著者って野村美月さんじゃなかったのか……。
何かのきっかけで1回思い込んでそのままだったわ……死にたい……(´;ω;`)
スニーカー文庫では『新妹魔王の契約者』がアニメ化決定。厳密には企画進行中だけど、似たようなもんだろう。
情報の初出がドラゴンマガジンの広告ってのはどうなんだろうかw
まだ何も情報が出てないけど、取り敢えず白い光が映り込みまくることだけは判るw

ボーダーは、

・新潮文庫版 十二国記 黄昏の岸 暁の天

の計1冊。

コミカライズは、

・ビブリア古書堂の事件手帖 <5>(ナカノ版)
・ロウきゅーぶ! <7>
・のうりん 野生-ガイヤ- <1>
・ポケットモンスターSPECIAL <50>

の計4冊。

関連本は、

・びじゅあるロウきゅーぶ!

の計1冊。

新潮文庫

華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「……想像の範疇のことは起こらぬ」
「そんなものは、たいがい回避済みだ」

2013年12月の新刊。約1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
今回は刊行順を変えて、オリジナルでは最後の刊行だった短編集が先に登場。新装版では『不緒の鳥』があったけど、オリジナル版では短編集はこれだけなんだよな。
サブタイの「幽夢」は「ゆめ」と読みます。

刊行順を変えたのは、『黄昏の岸 暁の天』を読んだ直後に、新作長編を読んでほしいってことだよな。

さて、今回はこれまでのエピソードを補足する短編だったり、世界のシステムに突っ込む話だったりで、個人的には『不緒の鳥』より好み。
挿絵は今回も各短編の扉絵のみ。

『冬栄』

驍宗が王になったばかり頃、泰麒が漣にお礼をしに行くお話。
廉王が初登場か。オイラも廉麟にお世話されたいです(^q^)

一番最初にハートフルな話を置いておいて、その後、進むにつれて鬱な話になっていくのは意図的なのかw

『乗月』

峯王を討った月渓(げっけい)が仮王として立つべきか悩むお話。
これだけ糞真面目な考え方をしていれば、自ずと次の王に選ばれそうなものだけど……。

問題は峯果が触で流されているらしいってことだよな。実は芳はひっそりと詰んでいるのでは……。

『書簡』

陽子と楽俊の近況報告。この2人って本編中では、もう再会するシーンは無いんだっけ。
いずれ役人になった楽俊というのも見てみたいが……?

『華胥』

表題とは微妙に異なるが、こいつが今作の肝か。現采王が王になる直前、前采王にまつわるトラブルを描く。
これがまた悲惨な結末でなぁ。おかしい、出だしではロリ麒麟だった采麟なのに、出てくる度に鬱なイメージしか出て来ねぇ……。

『帰山』

利広と延王がお互いの素性を知らずに友達付き合い程度に駄弁る話。
各国の近況がちょっろっとだけ判るが、柳が危な過ぎワロタ状態。他国の人間が状況を話しているシーンはあっても、全然、内情が見えて来ないんだけど、どうなってんだろうか。
いずれ描かれるときがくるのか……。

まとめ

そんな具合で短編集でした。こんな感じで長編を補完するような短編はもっとポンポンだしてくれても良いのよ。
ってか世界のシステム的に長編が完結しても、いくらでも話を作れるよな……。

次は2014年3月に『黄昏の岸 暁の天』上下巻かな。
さあ、そろそろ新作長編のタイトルが発表されないのが不安になってきたぞw

燃:B+ 萌:B- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 図南の翼(2013/09)
新潮文庫版 十二国記 黄昏の岸 暁の天(2014/03)

HJ文庫,MF文庫J,アニメ,ガガガ文庫,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ファミ通文庫,富士見ファンタジア文庫,新潮文庫

滅茶苦茶溜めてやったぜ!やったー!ラノベは、

・小説 侍戦隊シンケンジャー 三度目勝機 -さんどめのしょうき-
・ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>
・なれる!SE11 絶対?管理職宣言
・鮎原夜波はよく濡れる <2>
・エロマンガ先生 妹と開かずの間
・メイドが教える魔王学! ~ご奉仕は授業のあとで~
・魔王と姫と叡智の書
・いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会
・デート・ア・ライブ09 七罪チェンジ
・ぼくのゆうしゃ <3>
・GOD W(`・ω・´)RLD <1>
・コンプリート・ノービス01 レベル1の最強剣士
・オトメ3原則! <6>
・後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール
・緋弾のアリアⅩⅥ 星の砦の人狼
・〝六条〟 ヒカルが地球にいたころ……⑨
・機関鬼神アカツキ <1>
・ミスマルカ興国物語ⅩⅠ
・俺の教室にハルヒはいない <2>
・姉ちゃんは中二病2 へっぽこ吸血鬼VS.最強の妹!?
・銃皇無尽のファフニールⅢ クリムゾン・カタストロフ
・巡ル結魂者 <2>

の計22冊。

講談社キャラクター文庫が第2期に突入したとか全然知らんかったわ……。偶然書店で見かけなかったら死んでたな……。
どうもスーパー戦隊もノベライズしていくみたい。
取り敢えず現段階では『仮面ライダーフォーゼ』が発売決定。
この流れに乗っかって、『プリキュア』をノベライズしても良いのよ。

ファンアジア文庫では、『ぼくのゆうしゃ』がファミ通の隔週連載でコミカライズ決定。
これまた面白いところに出たな。

『デート・ア・ライブ』アニメ2期はタイトルが『デート・ア・ライブⅡ』、2014年4月より放送開始。
更にゲーム第2弾も。
更に更にドラゴンエイジにて、新スピンオフコミカライズも決定。推すよねー。

ガガガ文庫では、『GJ部@(ぐるぐる)』が春に特番で放送決定。最近は、特番ってスタイルがちょこちょこあるな。

『俺、ツインテールになります。』がアニメ化決定。ガガガ、最近調子良いな……。

MF文庫Jでは年明け早々に、従来の発売日とはずらして『魔法戦争』の新刊が登場。アニメ開始のタイミングに意図的にぶつけたのか、はたまた原稿の遅れでやむなくねじ込んだのか……。

そんなアニメ版の制作は何とマッドハウス。こりゃ映像のクオリティは保証されたか……?

『緋弾のアリア』は新プロジェクト始動だそうな。妙に思わせ振りな書き方だけど、アニメ化じゃないのかな。
本編2期、『AA』、『アリスベル』でトリプルアニメ化ワンチャンあるか……?

ファミ通文庫では、『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』がアニメ化決定。2014年4月からノイタミナで放送開始。ラノベ原作としては初のノイタミナ枠か。
制作は何とA-1 Pictures。そういや販促用のPVを作ったのもA-1 Picturesだったけど、その頃から企画があったんだろうか。

制作会社で大勝利フラグかと思ったら、監督がGA文庫『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』アニメの人で、あっ……(察し)

同時に花とゆめ 文系少女で『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』、コンプエースで『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 The Animation』がコミカライズ決定。
花とゆめの方は本編コミカライズなのかしら。

スニーカー文庫では、『長門有希ちゃんの消失』がアニメ化決定。だから、どんだけ絞り取れば済むんだ……。
『ハルヒちゃん』のアニメがテレビ放送じゃなかったから、こっちもどうなるか理解らんな。
ただ、『ハルヒちゃん』に比べれば、30分アニメとして成立しそうな感じはする。

講談社ラノベ文庫では、『銃皇無尽のファフニール』がgood!アフタヌーンにてコミカライズ決定。

また来月にはファンタジア文庫出身の山田有さんと長野聖樹さんが登場。有名作家以外も引っ張ってくるのか……。

ボーダーは、

・十二国記 華胥の幽夢

の計1冊。
一般は、

・冥談

の計1冊。

コミカライズは、

・冴えない彼女の育てかた ~egoistic-lily~ <2>
・緋弾のアリア <Ⅸ>
・緋弾のアリアAA <Ⅶ>
・涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 <08>
・長門有希ちゃんの消失 <6>
・境界線上のホライゾン <Ⅳ>
・魔法科高校の劣等生4 入学編〈4〉

の計7冊。

それから応募していた、

・生徒会の一存完結 ぼくのゆうしゃ開幕 記念ブックレット

が届きました。


新作アニメの情報が色々と。
2014年4月からボンズ制作のオリジナルロボットアニメ『キャプテン・アース』が放送開始。
ロボットのデザインがマッシヴで格好良いから取り合えず視ようかなと。

『戦姫絶唱シンフォギア』は3期決定。え、そこまで人気あったの……w


遂に発表された『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』。あれ、以外と参戦作品数少なくね……?
ってか、消えたの多過ぎだろ……。それも消えたのとそうでないのとの基準がよく理解らん。
ってか、『アクエリオンEVOL』が出るのに『アクエリオン』が消えるってどういうことなの……。

完全新規参戦が少なくてアルェー?
そのくせ、まだ終わってない『ガンダムUC』と劇場版『エヴァ』が出るという。
あれ、あんまり俺の中で盛り上がりが無いんだけど……。

買うとしても後編が出てからだなぁ。『第2次』も多分『破界篇』だけで一旦止まったらモヤっとしただろうし。
時獄ときたら、やっぱり次は天刻なのかしら。


いよいよポケモンバンク解禁!これで勝つる!と思ったら、速攻鯖落ちしてシステム一旦停止という。
ドリームワールドの反省が一切出来てなくてワロエナイ

12/25解禁なんて、アクセス殺到するの判り切ってるだろ……。

新潮文庫

図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「━━だったら、あたしが生まれたときに、どうして来ないの、大莫迦者っ!」

ロリババア、その原点。

2013年9月の新刊。約2日の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、今回は『風の万里 黎明の空』でちょろっとだけ登場した供王、珠晶がいかにして王になったかという長編。
蓬山の旅路の中で、珠晶は人間的に成長していく。

よく分からないんだけど、王の資質ってのは生まれながらにして持っているものなんだろうか。ある程度、人間的成長を遂げた時点で資質を得るのかな。
流石に、赤ん坊を玉座に据えるわけにもいかんだろうし。

蓬山は危険がいっぱい過ぎて、読んでるだけで心が折れそうになるんだけど、よくみんな昇山しようって気になるよな……。
そりゃ王になれれば、とんでもない出世だけども。

つーか、昇山中に王の資質を持つ者が死亡する危険も大いにあると思うんだが、その辺どうなんだろう。
天帝は、どういう意図で、このシステムを作ったのか。そもそも昇山の難度が高いから、場合によっては麒麟が王を捜しにいかないといけないんだもんなぁ。

危機に陥った珠晶達を助けたのは、『西の海神 東の滄海』に登場した更夜だった。そこで繋がってくるか。
読む期間が空いていてたら、気付かずにスルーしてしまったかもしれん。

そしてエピローグでは、宗王と宗麟が登場。宗麟は名前だけは『西の海神 東の滄海』で既に出てるのね。

次は2013年12月に『華胥の夢』。あれ、オリジナル版は『黄昏の岸 暁の天』が先だったけど……。
これは新作長編と合わせて、連続で読んでほしいということですね。つまり、ちゃんと出ると思ってよろしいか。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
十二国記 不緒の鳥(2013/06)
新潮文庫版 十二国記 華胥の幽夢(2013/12)

HJ文庫,MF文庫J,コミカライズ,新潮文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,雑記

色々買ってきました。ラノベは、

・アーク・ブラッド2 方舟都市の巫女
・薔薇のマリア 19.たとえ明日すべてを失うとしても
・少年陰陽師 かなしき日々に咲き遺れ
・黒き英雄の一撃無双 1.受難の女騎士

の計4冊。

ボーダーは、

・十二国記 図南の翼

の計1冊。
一般は、

・ヒア・カムズ・ザ・サン

の計1冊。
コミカライズは、

・ラノベ部 <5>
・ジーンメタリカ -機巧少女は傷つかない Re:Acta- <1>

の計2冊。

あとはファミ通文庫さえフライングしていれば来週は行かなくても済んだのになぁ(遠い目)

新潮文庫

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「目を逸らさないであたしを見て!家族を殺されて全部失くした。これが現実なの!」

2013年7月の新刊。約1日の積み。3ヶ月振りの新刊。
新作出すとか、どうせハッタリだろうと思っていたら、本当に出た……だと……?新作が刊行されるのは実に11年10ヶ月振りなのか。

このタイミングで新作を出すというのは、そろそろ新装版だけでは見限る読者が出て来ることを見越してるんだろうな。
ちゃんと新作を出しますよっていうアピール。まぁ、本編進行と全然関係無い短編集ですけどね!

収録されているのは、以前にyomyomに掲載された短編2本に書き下ろし2本を加えた、計4編。
yomyom掲載が2008年と2009年だから、復活を匂わせておいて、そこからもまた焦らしてるんだなw

さて、十二国の世界観を掘り下げる珠玉の短編集キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!と思っていたら、あれ、何だか様子が……?
挿絵は各短編の扉にあるのみ

これまでに登場した脇役が主役や重要な役回りになるエピソードを期待していたんだけど、そういったことは全然無く。
新登場の王や麒麟も居らず、他エピソードとの繋がりも特に見えず。アルェー?

どのエピソードも国の傾きから来る混乱に振り回される中で奮闘する人々を描いたもので、暗い話が多い。
1本くらい明るい話があっても良かったと思うのだが……。
特に『落照の獄』の鬱っぷりは酷い。一欠片の希望も無ぇのかよw
いやでも、やっぱり死刑は要ると思うよ。

それぞれの話が詰まらないわけではないんだけど、いかんせんバランスが悪い気がする。
次は2013年9月に『図南の翼』予定。

燃:B- 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 風の万里 黎明の空(2013/04)
新潮文庫版 十二国記 図南の翼(2013/10)

HJ文庫,MF文庫J,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ノベライズ,ファミ通文庫,富士見ファンタジア文庫,新潮文庫,講談社キャラクター文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・パパのいうことを聞きなさい! <13>
・小説 仮面ライダークウガ
・犬とハサミは使いよう <7>
・おジャ魔女どれみ17 ドラマCD付き限定版

それから見送っていた、

・冠絶の姫王と召喚騎士Ⅲ(ファンタジア文庫)
・バロックナイト #3 Memory of Baroque:幻象都市(MF文庫J)

の計6冊。
スーパーダッシュでは、スーパーダッシュ&ゴーがwebオンリーに。早くもポシャってんじゃねーか!言わんこっちゃないwwwwww
と思ったけど、1年以上は続いたのか。

HJ文庫では『おれと彼女の絶対領域』が完結してるのに、ドラマCD化。しかも阿澄佳奈さんが1人で全ての音声を担当するという、よく理解らんコンセプト。
あれか、コンセプトありきで、オリジナルストーリーでやるのは手間が掛かるから、ラノベから適当な原作を拾ってくるかってことなのか。

講談社ラノベ文庫では、『クロックワーク・プラネット』がシリウスでコミカライズ決定。
シリウスとか、何とも中途半端なところだな……。

更に、MF文庫J『まよチキ!』でお馴染みのあさのハジメさんが、たにはらなつきさんと組んで新シリーズ『桃音しおんのラノベ日記』を開始するそうで。
いきなり単独サイトが作られていて吹く。
ラノベ文庫は流石、資金力が違うなぁw
まぁ、タイトルにラノベって入ってるから買うけども。
ボーダーは、

・十二国記 不緒の鳥

の計1冊。
一般は、

・文庫版 キケン

の計1冊。
コミカライズは、

・犬とハサミは使いよう <2>
・ポケットモンスターSPECIAL <45>
・冴えない彼女の育かた ~egoistic lily~ <1>

の計3冊。

新潮文庫

レインツリーの国 (新潮文庫)
著:有川 浩

『今度は誰も見てないところがいいです』

L・O・V・E!

あまりのLOVE寄せに俺のテンションも思わずプリキュア・ラブリンクやわ<意味不明
これはアカンでぇ……。

新潮文庫2009年6月刊行物。約1年10ヶ月1週間半の積み。2006年9月に新潮社から刊行されたハードカバーの文庫化。
ハードカバーで一度読んでます。

本作は出版社の垣根を超えたコラボ作品で、アスキー・メディアワークスから刊行された『図書館内乱』の中に本作が登場するという仕掛け。

ハードカバー時は、ほぼ同時刊行で『図書館内乱』の方が刊行が僅かに早かったが、文庫化は、こちらが圧倒的リード。

さて、主人公、向坂伸行は、ある日ふと思い立って、子供の頃に読んだラノベの感想をネットで検索してみる。
偶然見付けた書評サイトの管理人ひとみにメールを送ったことで、2人のやりとりが始まるが、実は彼女には、ある大きな秘密があって……というお話。

ネットで好きになっちゃったから、こういうのもネットラブって言うのかな?みたいなことを『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のエイーダが言ってたよな。『スパロボ』知識ですけども。

ヒロインが聴覚障害者ということで、その辺の要素を扱ったりもしてるけど、油断するとLOVE寄せで殺されるから気を付けましょうという。
間に重めの話を仕込んでおいて、最後に問答無用でLOVE寄せでバコーン!と殴りにくる構成がアレ。

LOVE寄せは良いんだけど、1点だけ腑に落ちない点があってなぁ。耳が聞こえないから後ろから来た自転車がベルを鳴らしても分からないって言うけど、そもそもベルを鳴らさないと通れないような歩き方をしてるは問題じゃないの?と思う。
耳が聞こえる聞こえない以前の話だけど、チンタラ歩くなら道のど真ん中なんぞ歩くなよと。

どうでも良いが、待ち合わせ場所にリックドムが来たら逃げますよね。
次は2013年6月に『文庫版 キケン』。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

オリジナルリンク
レインツリーの国(2006/09)

著者リンク
文庫版 キケン(2013/06)

新潮文庫

風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「私は、慶の民の誰もに、王になってもらいたい」

2013年4月の新刊。約4日の積み。上巻と同時刊行。シリーズ通算7冊目。
さて、慶に集った3人の少女達。図らずも、それぞれの立場から、悪徳官吏への謀反に手を貸すことに……というお話。

完全に慶の内乱の話へシフトしていくので、下巻では、世界の情勢は殆ど見えず。その分、慶国民の絶望がありありと。
集団戦のシーンが多めなので、そういうのが好きでない人は、おや?と思ってしまうかもしれない。俺も、そう思ったクチです。

ただ、その分、禁軍を止める陽子の格好良さに痺れるよね。ってか、精神的にタフになり過ぎだろ、この人……。
いや、こちらの世界に来て、本性が覚醒したのかもしれんけど。

全体的に、今巻はお説教が多め。陽子達が自分の過ちに気付いていく過程で、バンバン読者の胸にも刺さってくる。

ラストシーンの脳内BGMは勿論、『十二幻夢曲』ですよね。ようつべで探してたら、祥瓊のキャラソンとか出て来て吹いた。あんのかよwwwwww

ところで、陽子、楽俊、祥瓊で三角関係が形成されたりしないんですかね……?同人誌とかでありそうだな!

今回の解説は、金原瑞人さんなんだけど、思いっきり『ナルニア国物語』と『指輪物語』のネタバレを書いているのは許されることなのだろうか……。
次は2013年7月に新作短編集『不緒の鳥』。

燃:A 萌:B+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 風の万里 黎明の空(上)(2013/04)
十二国記 不緒の鳥(2013/07)

新潮文庫

風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「私は玉座が欲しかったわけじゃない」

2013年4月の新刊。約3日の積み。3ヶ月振りの新刊。下巻と同時発売。シリーズ通算6冊目。
月の影 影の海』からの直接の続編となる。

さて、王にはなったものの、この世界について無知過ぎるため戸惑う陽子。
海客である辛さを景王に慰めてもらおうとする少女、鈴。
公主の立場を失い、嫉妬心から景王を弑しようとする少女、祥瓊(しょうけい)。
それぞれに悩みを抱える3人の少女達の物語が交差していく……というお話。

陽子は、ずっと慶に居るが、鈴と祥瓊が慶に向かって旅をしてくるので、その中で色々と世界の情勢が見えてくる。

延王は、やることが無くなったら雁を滅ぼしてしまうかもしれないとか言ってるけど、何かのフラグなんだろーか。ラスボス的な。

祥瓊の父を峯王に選んだ峯麟は2代続けてハズレ王を引いたらしいけど、王の選定基準って何なんだろうな。
麒麟には選択権が無いとか、よくよく考えると可哀想だな……。

更に、新しく実った峯麒の卵果は蝕で流されてしまったらしい。芳、完全に詰んでるじゃねーかw

祥瓊は一度、供王に保護されることになるが、この供王がドSロリババアでなぁ。時代が時代なら人気出そうだよな!(ぉ
供麒も登場済み。

恭を出た祥瓊は、シリーズ屈指の癒し成分、楽俊と出会うことに。楽俊、完全に巻き込まれ体質だな……。
祥瓊に窃盗の罪を被せられそうになっても全然怒らないとか、ぐう聖だな。

楽俊曰く、柳も傾きかけているということで、現状、ヤバい国多いな!判明しているだけで、巧、戴、柳、芳がヤバい。1/3がヤバい計算だけど、この世界にとっては普通のことなのかな。

戴は王が立ったものの、すぐに死亡してしまい、偽王が立っていることが判る。その辺の話は次の本編エピソード『黄昏の岸 曉の天』に繋がるところか。

ってか、楽俊って便利なキャラだな。世界情勢ペラペラ喋ってくれるから、直接ストーリーに絡んでこない国の様子も判るし。

鈴は、采王と采麟と会い、指針を示されることに。ボチボチ、各国の王と麒麟が出揃ってきた感じか。
後々、エピソードの主役を張る人達も居るから、憶えておかんとなぁ。

上巻である今回は、陽子と鈴が接触したところで終了している。さあ、盛り上がって参りました。

次は同時発売の下巻、2013年7月に未収録エピソード+書き下ろしを収録した短編集『不緒の鳥』。どういうタイミングで出るんだ……。
新作出ねーじゃねーか!って怒って、切る読者が、そろそろ出てしまうって判断なのかな。

燃:A 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 東の海神 西の滄海(2013/01)
新潮文庫版 十二国記 風の万里 黎明の空(下)(2013/04)