著:箕崎 准 イラスト:蒼魚 真青
「最近のライトノベルの表紙に出てくるヒロインって、大抵ちんまいっていうか、ロリっぽいというか、貧乳だったりするじゃないか。需要を見て、そういう設定にしてるわけ」
「それ、言い訳ですわよね?それとも、羽沢くんを含めて、ライトノベル作家やファンはロリコンばっかりってことかしら」
( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!
約三ヶ月二週間半の積み。一迅社文庫から最近流行りの主人公作家ものが登場です。
イラストは電撃文庫『学校を出よう!』でお馴染みの蒼魚さん。
主人公、羽沢雛太は中学生のときに一迅社文庫大賞を受賞してデビューした現役高校生作家。そんな彼の元に、編集中の娘、文香が担当編集として、芸能の神様イツキを連れてやって来るというストーリー。
GA文庫の『ばけらの!』が作家の実生活部分が生々しいのに対して、こちらは業界の裏話が生々しい。というか、MF文庫Jの悪い噂書きまくって大丈夫なの?
また、一迅社文庫から本を出している作家さんや絵師さんをモチーフとしたキャラが何人か登場。杉井さん、周ちゃん、ゆでそばさんあたりを確認。あとは、モデルが誰か判らん。
実名を使うときとぼかすタイミングの基準が理解らない!つーか、『さくらファミリア!』が「さくらファミリア♪」に変わってるのは何故なんだぜ。
作品の性質上、オタネタが満載なわけですが、またMF文庫Jの『ドルイドさん』ネタ出て来たよ……。どんだけ好きなんだよ……。
イツキという不思議な存在は居るものの、一応本を作る過程はちゃんと描かれている。
作家も絵師も編集も高校生という凄い体制だけど。
ここに雛太の幼馴染みの陽菜を加えた五人がメインキャラクター。え、幼馴染み要る?一巻から、いきなりヒロイン三人も要るかなぁ。役割としては必要だと思うんだけど、ある程度要素は兼任させてヒロイン数減らした方が良い気がするなぁ。
絵師の登場は二巻からで良い気がする。
蒼魚さんのイラストって、こんなにロリロリしてたっけ?『学校を出よう!』のときはもうちょっとキャラの外見年齢高めだった気がするけど……。
流石、一迅社文庫。誤字脱字が半端ねぇw
「小学生」と「小学校」を間違うとかどんなだよ。
というわけで、『えでぃっと!』でした。作家主人公ものということで、補正かかります。
ラブコメはさておき、もっと生々しい話が読んでみたいぜ!
燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A