一迅社文庫

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

著:六塚 光 イラスト:茨乃(しの)

「知能を持つのは悪いことじゃないが、代わりにいろんな物をなくしてしまったようだ。皮肉なものだな」
「……そうか。ペンギンはペンギンなりに、大変だよな」

約一ヶ月三週間の積み。『タマラセ』や『レンズと悪魔』で御馴染みの六塚さんが一迅社文庫に登場です。
ヒロインあかりのほっぺのぷにぷに具合に惹かれて買いました。そういうどうでも良い理由で新刊買うから積み本がえらいことになるんだと思います。でもやめない<何なんだ

さて、本作は単発もので昔懐かしの富士ミス臭のするSFミステリー?です。時系列がバラバラで語られた各要素が読み進めるにつれて、影響し合い、全体像が見えてくるのが定番とはいえ面白い。
謎も読みながら十分推測出来るレベルなのは賛否両論だろうが、個人的には好き。

ただ、SFとは言っても、SF考証なんかは無きに等しいので、そういうのを期待するとぐんにょりするので気を付けてください。

ラノベと言うと、基本はシリーズ展開することが前提なわけだが、一迅社文庫は打ち切りというわけではなく、単発作品が比較的多い。こういう一発モノを書ける土壌がラノベ界の中にあるのは良いことだと思います。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:A

イラストリンク
あかてん☆ナイツ(ファミ通文庫、2009/11)
くるくるクロッキー(電撃文庫、2009/12)
いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~(スニーカー文庫、2019/09)

一迅社文庫

ANGEL+DIVE CODEX 1 (1) (一迅社文庫 し 1-4)

著:十文字
青 イラスト:青稀 シン

「スパーキン……!」

約一ヶ月二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。

さて、第二部突入です。実質は第四巻。一部は表紙でサブタイトルよりメインタイトルの方が大きく書かれていたが、今度はサブタイトルの方が大きい。

新章は2009年スタートと曖昧な書き方してあったから、最低半年くらいは待たされると思ってたけど、普通の刊行ペースで出ました。つーか『薔薇マリ』と『いつも心に剣を』もコンスタントに出てるのに凄いな。

物語の舞台は第一部から十四年後の千葉県。登場人物は総入れ替えディジェネレーターとエンジェルダイヴってキーワードは出て来ます。

ノリはいつも通りの十文字さんでオチの引きと絶望展開もいつも通り。

エピローグでは成長した夏彦、稀有、桜慈が登場。かなり荒んだ生活を送っているようです。つーか第二部の主人公、すず達の属する北極星という組織と敵対するイコンに属しているようです。

春のことが忘れられないとかいう話が出ているので、依然彼女は行方不明であるらしい。

次は夏頃だとか。

燃:B 萌:B+ 笑:B 総:A

一迅社文庫

さくらファミリア! 3 (3) (一迅社文庫 す 1-4)

著:杉井 光 イラスト:ゆでそば

「ロリコンで性犯罪者だというのがそれほど悪いことかッ」

ロリコンで何が悪い!!

約2ヶ月4日の積み。4ヵ月振りの新刊。前巻の表紙がエリ単独だったので、今度はレマ単独かと思いきや、普通に砂漠谷姉妹なワナ。
見開き口絵はヒロイン勢が温泉に入ってるイラストですが、本編と一切関係無いのかよ!
さて、連れ去られたガブリエルを助けるべく天界へと殴り込みを掛ける祐太達。
天界は厳かな雰囲気漂う神聖な場所かと思いきや、物凄く俗っぽい場所でした。天使達がニコニコユーザーとかアカン過ぎるwww

本編中で自白してるけど、最近、杉井さんは可愛いオトコノコが活躍するのが毎ブームらしい。3ヶ月連続で可愛いオトコノコが大活躍ってのは、2008年12月の『さよならピアノソナタ』4巻、2009年1月の『ばけらの!』2巻、そして2月の本作ということか?『ピアノソナタ』って主人公、女顔なんだっけ?

一応、シリアス展開もあるので、これまでより若干ギャグが抑えめな部分があるが、それでも面白かった。
帯には天界編クライマックスって書いてあるし、最後もこのまま終わってもおかしくない雰囲気だったけど、まだ続くよね?
だから総評はまだ書きません。

燃:B 萌:A 笑:A 総:A

一迅社文庫,雑記

今更、一迅社文庫二月の折り込みチラシからの話。

 

 割と色んなレーベルから本を出している淺沼さんと木ノ歌詠名義で富士ミスで書いていた瑞智士記さんが一迅社文庫に登場。

瑞智さんはもう富士見からは脱出しきったんだろうか。

 

 また、瑞智さんの『あまがみエメンタール』のイラストは鍋島テツヒロさんだが、この人、短期間に何回もこのレーベルで描いてね?

『ある夏の日と空を泳ぐアネモイと。』と『幻想症候群』だっけ?

あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)
あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)
ようこそ青春世界へ! (一迅社文庫 あ

1-1)
ようこそ青春世界へ! (一迅社文庫 あ 1-1)