著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊
「ほんと、この間もそうだったけど、いきなり強気になるなんて生意気すぎる。寄生虫みたいに誰でもいいわけ?」
「ニルに似ていたから惹かれた。だが、ニルじゃなかったから愛することができた。そういうことだろうさ」
「もう、わたしのことは愛してないの?」
「愛しているさ。妹としてな」
「じゃあ、妹のお願いを聞いて」
「それはだめだな」
「どうして?」
「妹よりも大切なものができたからだ」
「お兄ちゃんのくせに」
約1ヶ月1週間半の積み。隔月刊行で、文庫落ちラストです。
うーむ、大まかな筋とかは理解るんだけど、細かい部分がやっぱりよく理解らんなぁ。
真面目なシーンでも、『フェリの詩』の所為で、ついつい「ヘイ、サヤッ!」を思い出しちゃうよねw
文庫版後書きの後には、深遊さんの後書きイラストがあるんだけど、このイラスト1枚で文庫版買ってたことが報われた気がする。
普段は見れない『レジェンド』陣の緩いイラストが素晴らしい。
ぼくはニルフィリアさんの椅子になりたい。
書きたいことは大体、シリーズ通してのことなので、総評いきます。
総評
そういうわけで、『鋼殻のレギオス』前世譚、『レジェンド・オブ・レギオス』、深遊さんの描き下ろしイラストを加えた全3巻、これにて完結。
もう1回読んだら理解り易くなるかと思ったけど、全然そんなことはなかったんだぜ。
そもそも文章が読み難い気がするんだよなぁ。スタイリッシュにしようとして、かえって読み難さを助長しているんじゃないかと。
本編は読み易いのになぁ。
まぁ、1番言いたいのは最初から文庫で出せよ!!ってことなんだが。
次は12月に本編16巻『スプリング・バースト』。
燃:B- 萌:A+ 笑:C 総:B
シリーズリンク
・文庫版 レジェンド・オブ・レギオスⅡ イグナシス覚醒(2010/06)
・鋼殻のレギオス16 スプリング・バースト(2010/11)
・文庫版 聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群(2011/09)