電撃文庫

灼眼のシャナ〈18〉 (電撃文庫)

著:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ

 

「――そう――『強い私』こそが――『炎髪灼眼の討ち手』シャナ――!!

 

 約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。最近サクサク出るけど、もうメディアミックス絡みで引き延ばす必要が無いってことだろうか。

 

 フレイムヘイズ兵団側も[仮装舞踏会]側も大量にキャラが登場して、もうバトルに次ぐバトルです。

『シャナ』と言えば、燃えと萌えの奇蹟のフュージョンが売りなのに、燃えしかねぇじゃんってな展開が続くなぁ。

“天目一個"の再登場とか、シャナのパワーアップとかは燃えるんだけど、いかんせんこうもバトルが続くとなぁ。

 戦争描写がしつこ過ぎて、ぐんにょりした『A君(17)の戦争』みたいだ。

 

 これまでの法則通りなら起承転結で、それぞれ四巻ずつという構成であるため、次で完結の筈だが、普通に続くそうです。そりゃ、まだやらなアカン展開いっぱい残ってるもんなぁ

 でも、これ以上バトルが続くと萎えざるを得ないな……。

 

燃:A 萌:B 笑:C 総:A

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 4 (4) (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人  原作:高橋 弥七郎  キャラクターデザイン:いとう
のいぢ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  裏表紙の構成が変わった。そういうのは統一しろっつーに。

  さて、前巻のラストで出てきた燐子のエピソードは『リシャッフル』じゃなくて、ドラマCDの方かな。断片的にしか語られたなかったから、よく判らんが。

  マージョリー姐さん本格登場。原作よりも絶対領域多めでお送りしています。加えて、ワイルドな感じ?

 トーガのデザインはアニメじゃなくて、原作準拠。トーガはアニメ版の方が格好良いんだけどなぁ。まぁ、原作の方が描き易そうだけど。つーか、ポケモンのゲンガーに見えるw

  原作二巻と言えば、マージョリー登場巻という印象が強いが、吉田さんの出番が増えてくる巻でもある。しかもコミカライズではオリジナルエピソードも用意されていた。ちょ、笹倉さん作画の吉田さんが可愛過ぎるんですが。そんな彼女をサポートする池君。アニメでは、すっかりギャグキャラとして定着している彼だが、本来は爽やかイケメンだったんだよなぁ。

  ちなみに千草さんも可愛いです。出番少ないけど。

  それと"屍拾い"ラミー。彼が自分の目的を語るシーンで何気に"螺旋の風琴"リャナンシーの姿が出ています。こうやって、原作で後々出てくる設定を上手いこと組み込んでくるのが良いな。

  そして、最後の見開きページの構成が秀逸。

燃:A  萌:A  笑:B  総:S

アニメ,電撃文庫

「それでアイツが救えるのなら」

さあ始まっちゃいましたよ、電撃文庫原作のハイスクールパンクが!
製作チームは洛高生徒会。つまりスタッフが三つ巴なんですね、分かります。

Angelaの歌うOPはもうテンション上がるのなんの。原作6巻くらいまでのキャラは大体網羅していると見せかけて、加賀篝とひかり先輩が居ないワナ。ひかり先輩はそんなに重要キャラじゃないと思うけど、加賀篝が居ないってのはどういうことだ?
その反面、噛ませ犬だったGDの里見が出てたりとよく理解らんチョイス。
サビの戦闘は鳥肌立ちます。

サブタイトルのカウントは「EX000」。何でエクスハンドラー?

基本的には原作通りの筋なんだが、1回目に機巧魔神の登場を持ってくるためにか、一部のエピソードが前後している。
作画は大分和狸さんの絵に忠実。凄い。

操緒は本当に薄くてビックリした。また存在感が薄いとかいっていじられるな……。
そんな彼女は眠るときは裸Yシャツで智春の頭上をぷかぷか浮いているようだ。性欲を持て余す(ぇ
操緒可愛いよ操緒。

奏っちゃんが見つめていた機巧魔神は《鋼》か?《白銀》ではないよな?

1話目から、どうも1巡目の世界のシーンが挿入されている模様。ってことは明確に原作とは違う落とし所を用意しているってことなのかな。

EDでは、この縦ロール女、誰やねんって思ったら、どうも《翠晶》の副葬処女の姫笹さんらしい。

エンドカードでは専門用語をどう書くかの説明をやるみたいだ。今回は「射影体」。

そういうわけで、EX001でした。期待通りのクオリティでwktkが止まりません。
ところで分割2クールってマジなの?

燃:S- 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

電撃文庫

トリックスターズL (電撃文庫 (1174))

著:久住 四季  イラスト:甘塩 コメコ

 

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  この本が出た頃って、『DEATH NOTE』全盛期じゃね?別に、そんなん関係無いか。

  さて、前巻で周が女性であることは判明したので、今回はイラストあるかなと思ったんだけど、一切無し。それどころか、未だに男なのか?と思わせる描写だらけ。つーか、凛々子との絡みは、どう見てもガチ百合です。本当に有り難う御座居ました。いや、何だか微笑ましくて良かったけど。

  今回もなかなかに面白かった。取り敢えずの解答を示して、エピローグでもう一回ひっくり返すのが、このシリーズのデフォルトなんだろうか。

燃:B  萌:B  笑:B  総:A

電撃文庫

そらいろな (電撃文庫)

著:一色 銀河  イラスト:古夏 からす

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  電撃文庫。『想いはいつも線香花火』の一色さんの新作。中堅やや下みたいなイメージがある作家さんやけど、十年近いキャリアがあるとか。って、本が十冊も出てないんですが……。兼業なのか?

  さて、スポ根野球小説です。はいはい、総扉ののメイド姿に釣られた俺の負け。古夏さんの絵って、全然上手いと思わへんねんけど、何か吸引力あるんだよなぁ。

  で、ラノベ界では珍しいスポ根ものですよ。まぁ、少ないっつっても、最近増えてきてるみたいやけど。『銀カレ』とか『ポチのウイニングショット』とか『暴風ガールズファイト』とか。

  まず読み易かった。そんで、アツかった。だからって野球に対して興味が湧くわけじゃないけどな!

  それとヒロイン天音先輩。中学生体型。( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!

 

  ラブコメとスポ根の比重が良い具合なので、気持ち良く読める。もうちょっとLOVE寄せしても良いかなという気もするが。

  そんなわけで、『そらいろな』でした。続き出たら買うよー。


燃:A  萌:A  笑:C  総:A

ドラマ,電撃文庫

「僕にとってのご主人様はモモだけなんだ」

 

 師から、彼がかつて仕えていた死神の居場所を聞き出し、その死神バラードを訪ねるダニエル。

 バラードは一人の少女との触れ合いの中で心を芽生えさせ、モモと同じく運命を変えてしまい、投獄されていた。

 彼は言う。決して心は無くならない、と。

 

 ダニエルは決死の覚悟でモモを説得。何やかんやでモモは心を取り戻す。

 

 中途半端なクオリティのCG使いまくって予算大放出とかモモの罪が軽過ぎるとか、突っ込みどころは色々あるが、割と綺麗にまとまっていたんではないかと思う。

 

総評

 そういうわけで、あちこちで黒歴史扱いされている実写版『しにがみのバラッド。』でした。モモの外見が違和感バリバリだが、三回くらい視たら感覚が麻痺するので無問題でした。

 

 ストーリーもべらぼうに悪いわけでもなく、エピソードによっては普通に楽しんでいた俺が居る。

 

 結論、言うほど酷い内容でなかったと思います。再放送の影響でラノベの実写化ブームがきたりは……しないか。

 

燃:C 萌:C+ 笑:B 総:B

雑記,電撃文庫

『アスラクライン』の折り込みチラシで知ったんだけど、電撃萌王で周ちゃんの新作『らぶちゅー!』が連載開始ってどういうことなん!?

 また、『龍鳳院麟音』とかと繋がってるんだろうか。

コミカライズ,電撃文庫

アスラクライン 1 (1) (電撃コミックス)

作画:あきづき
りょう 原作:三雲 岳斗 キャラクターデザイン:和狸
ナオ

 

「大丈夫!!智春(トモ)には操緒がついてるよ」

 

 電撃大王で連載中のコミカライズがアニメ放映開始直前にリリース。

 

 コミカライズ決定の告知を見たときは微妙な作画と思ったんだが、いざ読んだら、全然そんなことありませんでした。

 好き嫌いは判れると思うけど、『アスラクライン』の雰囲気をよく再現していると思う。何より操緒可愛いよ操緒。特に一話冒頭。

 奏っちゃんは胸が変にデカいので、どうかなぁと。

 

 基本的に原作の流れを踏襲しているので、特に目新しい展開は無しか。

 

 今回は智春が初めて《黑鐵》を呼び出すところまで。アニメでは恐らく一話に機巧魔神の戦闘シーンを入れて来ると思うので、ストーリーをどういじってくるか気になるな。

 若しくは単に時系列シャッフルで見せてくるか。

 

 そういうわけで、コミカライズ一巻でした。入門編として最適。

 

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A

電撃文庫

ストップ☆まりかちゃん! (電撃文庫)

著:菅沼 誠也  イラスト:夜野 みるら

「男は黙って貧乳だ」

 星也の友人和正の一言。良いこと言った!

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 電撃hpに掲載された短編三本に書き下ろしを加えて文庫化。巻頭と巻末には夜野さんお描き降ろし漫画が。

  取り敢えず、鞠歌はぺたんこでしまぱんということで、( 0M0)<ヤハリソウイウコトカ!

  鞠歌可愛いよ鞠歌。つーか、僕が無意識にぺたんこヒロインな作品ばっかり選んでるんだろうか。

  夜野さんの良い感じにろりぷになイラストとは裏腹に、生物の描写がグロいです。時折、読んでいて気持ち悪くなってくる。特に、瞳ちゃんの描写がグロ過ぎる。まさしく「ストップ」ですよ。

 

  そんな感じで『ストップ☆まりかちゃん!』でした。三巻くらいまでは読みたいかな。

燃:C  萌:A  笑:A 
総:B

電撃文庫

C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)

著:水瀬 葉月  イラスト:さそりがため

「平等に世界中に分けろ。胸を」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  萌エグロ(成田さん命名、萌え、エロ、微グロの略)小説第二巻。表紙で、いきなりフィアが可愛過ぎる件。また、ひもしまばんですよ。ひもは帯で隠れそうで隠れてないワナ。ちなみに一巻は水色のしまぱん。今回はぴんくです。しかし、本編とは一切関係ありません。本編では白だったしね。

  渚フォルテッシモ』が二巻で設定をフルスイングで投げ捨てたので、これもそうはならんもんかと期待していたんだが、全くもって、いつも通りの水瀬さんでした。二巻以降で設定のお浚いをしてくれないのも、いつも通り。

  と言うか、もしかして『魔女カリ』で使うつもりだった技名とかをこっちで出してたりするんだろうか?バトル関係の設定って、完全に『魔女カリ』のノリだよなぁ。

  そして、さそりがためさんのイラストがエロ可愛過ぎる件。口絵と挿絵の殆どが何かしらエロいというミラクル。担当さんも何処を挿絵指定したらいいか熟知してるな、これは。


  つーか『魔女カリ』の続きマダー?

燃:B  萌:A  笑:B  総:A