GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 5 (GA文庫)

著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「殺し合いしよう。殺したり殺されたりしよう。多分、あたしが殺す側だけどね」

約二日の積み。三ヶ月振りの新刊。通算四十八冊目。
表紙は少女コーティと待望のイアリティッケ。良い構図です。例の如く描き下ろしは表紙のみです。まぁ、新作キネティックの方でいっぱいいっぱいなんだろうけど。

さて、キネティック三話後半戦。〈嘆きの異邦人〉の攻勢により、次々と奪われる奏世楽器。
その中で四楽聖の一人、クダラ・エミリアは行方不明になっていることが判る。これは今後登場するということだろうか。

今回は表紙にも登場したイアリティッケの暴れっぷりが目立つ。言動にしても奏世楽器を一人で運ぶパワーにしても。
彼女には〈殺戮する黎明〉なんて二つ名があるらしいが、これってキネティックの頃からあった設定だっけ?

特別書き下ろし短編『RASH MARAUDER』はフォロンとティアンの出会いを描く。榊さん、リプレイのキャラを相当気に入ったみたいだな。
って、ティアンの妹のレナって精霊だったのかよ!どんどん設定が膨らんでいくな……。
また、この短編ではプリネシカの進級試験の話に少しだけ触れられている。このタイミングで触れてくるってことは近々語られるということだろうか。ああ、新作キネティックでって可能性もあるか。

後書きによると、次で『クリムゾンS』は一旦終了だそうな。え、二話三話と文庫二冊使ったのに、四話が文庫一冊で収まるの?
何だかんだで収まりませんでしたーってオチじゃないのかなぁ。

キネ新作『アフタースクール』のパッケージ見たけど、イアリティッケとサモン復活するのね。

次は『レオン・ザ・ゴールド』。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

アニメ

「愛の力、なめんといてやー!!」

しんみりした表情でスイーツ王国に帰ることになったと言うタルト。ラブ達は別れを悲しみ、一緒についてきてしまう。
そこで判明する衝撃の事実。何とタルトは王子だったのだ。105番目って、どんだけ人数居るんだよ。
つーか国民全員関西弁なのかよ!

更に許嫁のアズキーナまで出て来る始末。

王との謁見では謁見の間が広過ぎて相手の顔が見えないというミラクル。どんな謁見の間だw
ちなみにワッフル国王とマドレーヌ王女という名前らしい。

長老へ挨拶に行くと、森の奥の祠からあるものを取ってきてほしいと頼まれるタルト。
その森には魔神が封印されており、アズキーナはタルトと共に居たいがために、魔神を復活させ、森を変貌させてしまう。

この魔神、ぜんざいがモチーフのようだが、ナケワメーケとの違いが判らねぇ……。つーかテレビシリーズで敵対勢力以外の敵と戦うのって実は初めてなんじゃね?

そして祠に安置されていたのはクローバーボックスだった。長老の思わせぶりな発言からも、これがパワーアップアイテムであることが窺える。

にしても、美希タンとブッキーの口癖って使い辛くね?脚本家さんが無理して台詞に組み込んでるように感じるんだが。

どうでも良いが、ブッキーの絶対領域が気になります。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

特撮

「この街は俺の庭だ。そこで誰一人泣いててほしかねぇんだ」

さて、第二回。今シリーズは二話完結形式ということを前面に出すようで、二つに分かれているサブタイトルの前半は二話で共通という構成のようだ。また、三話の予告を見る限りでは、前半タイトルにはアルファベットが入っている模様。エピソード数からすると、重複無しで最後までいける筈だが果たして……?最後の二話に「W」を使うのはアリだと思うけど。

冒頭のダイジェストでは登場人物の相関図が要所要所で挿入される。これ、最後までやりきれるのかなぁ。

マグマ・ドーパントと化した戸川を倒したダブルだったが、戸川は他のドーパントに攫われ、殺害されてしまう。
これを共犯者の口封じと考えた翔太郎達は調査を再開。だが、調査の最中、そのティーレックス・ドーパントに襲われる。デザインが斬新だな……。
これまではライダーのデザインが奇抜でも怪人側は結構無難なデザインが多かったけど、今回は攻めるなぁ。

襲いかかるティーレックスにスタッグフォンとバットショットで対抗。対応するガイアメモリをセットすると、生物形態に変形し、威嚇程度になら使えるようだ。要するに『響鬼』でいうディスクアニマルみたいなもんか。

結局共犯者というのは依頼主真里奈だった。最初は戸川と共犯関係だったが、彼が〈マグマ〉の力に呑まれ行方不明になったため、翔太郎を使って捜し出し始末したのだ。その翔太郎がダブルだったのが運の尽き。

彼女は肩口に〈ティーレックス〉のメモリを刺し、変身。メモリの刺し口は人それぞれなのか。

で、戦闘に突入するわけだが、またいつもの撮影場所じゃん!

今回はフィリップもリボルキャリーで出撃。
最初はサイクロンジョーカーで立ち向かうが、途中でヒートジョーカーにチェンジ。

ティーレックスは周囲の建材等を吸収し、巨大化。例年通り持て余す巨大戦キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ダブルはリボルキャリー上でハードボイルダーの後部を換装し、ハードタービュラーに。これで飛行可能。すぐさまヒートメタルにチェンジして、マキシマムドライヴ。〈メタル〉のメモリをメタルシャフトにセット。

一方、園咲家には冴子の婚約者、須藤霧彦がやって来ていた。彼はガイアメモリのセールスマンで売上が一位らしい。戸川と真里奈にメモリを売ったのもこいつ。

彼を迎え入れるシーンでは園咲家の面々が全員ドーパントへと姿を変えていた。琉兵衛はテラー・ドーパント、次女若菜はクレイドール・ドーパント。あとは人間態不明のスミロドン・ドーパント。

霧彦は何故か全裸にダブルドライバーのプロトタイプであるガイアドライバーを巻いていた。おま、ザンキさんに続きケツ丸出しじゃん!
彼が〈ナスカ〉のメモリをドライバーに差し込んだところでシーン終了。これが園咲家の一員となる儀式なのか。

噂が本当なら彼こそが二人目のライダーということになるが……。

最後のカットでは右下に小さくタイトルロゴを出すという演出が。前回は例年通りの演出だったことを考えると、各エピソードのラストは今回のパターンになるんだろうか。

燃:A+ 萌:B- 笑:B+ 総:A+

特撮

「提灯ってのは世界を照らすものなんでさぁ!」

寿司の握り方に口を出したために、喧嘩になってしまう源太とダイゴヨウ。登場二話目にして、いきなり家出です。
すかさず茉子姉さんのダメンズセンサーが反応して吹いた。

リアルに就職活動するダイゴヨウ。履歴書の住所欄が「ゴールド寿司(不定)」ってw
面接官も提灯採る気無いからって、じゃあ面接すんなw

今回のアヤカシはアクマロの配下ドクロボウ。やたらとカッコつけたがる変な奴。
スーパー化はピンク。

ストーリーは特に進展無しか。太夫と十蔵は何処行ったんだろうなぁ。

燃:A- 萌:B+ 笑:B+ 総:A

コミカライズ,トクマノベルスEdge

クラック・ハウンド 2 (ジェッツコミックス)

原作:榊 一郎 作画:前川 かずお

「我らは氷羅坂委員会の名の下、汝のありとあらゆる権利を剥奪し、汝の存在を殲滅する。
既に汝は存在自体が害悪であるが故に」

コミカライズ第二弾。ちゃんと忘れずに確保しました。完全オリジナルキャラのクラック・ハウンドを迎えて、物語は加速する――――かと思いきや、あれ、失速したんじゃね?バイオレンスっぷりがおとなしくなった気がする。一巻はもっとグロテスク+バイオレンスだったと思うんだが……。

で、どう考えても話が収束に向かってないのに、次で完結だそうです。打ち切りか?打ち切りなのか?

燃:B 萌:B- 笑:C+ 総:B+

クラック・ハウンド 聖人の条件 (トクマ・ノベルズ EDGE)
クラック・ハウンド 聖人の条件 (トクマ・ノベルズ EDGE)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「森下や一之瀬じゃなくてあたし。森下や一之瀬じゃなくてあたし。森下や一之瀬じゃなくてあたし。
うん、熱がある。これは大変だ」

要らない子扱いになるのかと思われていた嘉穂のターン!!ここにきて存在感を発揮してまいりました。

弓子は姉原邸へと戻り、聡史郎に美鎖の死を告げる。聡史郎のイケメンっぷりにクラクラです(ぇ
聡史郎の回想シーンでの美鎖のポニテが素敵です。

美鎖を探して秋葉原へと集うこよみ達。嘉穂のファインプレーで空から美鎖が降ってくる……ってところで続く。

おまけコーナーはサブタイトルの説明でした。全部、原作者の桜坂さんが考えているそうな。
美鎖先生の「ググれ。」に吹いた。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

よくわかる現代魔法 1 (ジャンプコミックス)
よくわかる現代魔法 1 (ジャンプコミックス)

角川スニーカー文庫

R-15 ようこそ天才学園へ! (角川スニーカー文庫)

著:伏見 ひろゆき イラスト:藤真 拓哉

「なに?恥ずかしがってんの?大丈夫だって。ポルノは文化だから!」

2009年7月の新刊。
約2ヶ月2週間の積み。第13回スニーカー大賞奨励賞受賞者のデビュー作。受賞作にはあらず。スニーカーは受賞作でデビューさせないという方式を時々やるよな。何の意味があるんだろう。
作家にポテンシャルは感じるけど、この作品ではデビューさせられないなって感じか。

さて、イラストが藤真さんなら取り敢えず買うしかないじゃないか!!
ストーリーは高校生にして現役ポルノ作家の主人公、丈途(たけと)が天才ばかりが集う天才学園に入学するところから始まる。

1巻である今回は新入生オリエンテーションでに騒動が描かれるが、うーん、これは面白いのだろうか……。詰まらなくはないんだけど、別に面白くもないという不思議な感じ。
ポルノが文化だとか、18禁じゃないだとかってホントなの?

と言うか藤真さんのイラストの無駄遣いという印象。もっと萌えよりのイラストをバンバン描いてもらえば良かったのに。
あとはネーミングセンスがですね……。

御丁寧にはったり全開っぽい次巻予告まで載ってるけど、これは暫定地雷認定かな……。とか言いつつ、2巻の口絵に釣られて買っちゃうパターンとみた。駄目じゃん。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B

アニメリンク
R-15 第1話「ようこそ閃学園へ!」

イラストリンク
ガラクタ・パーツ(スーパーダッシュ文庫、2008/01)
魔法少女リリカルなのはViVid <1>(角川コミックス、2010/01)
ウチの姫さまにはがっかりです…。(電撃文庫、2010/10)
まちがい英雄の異世界召喚(ファンタジア文庫、2014/02)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
S級学園の自称「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ来られてバレバレです。(講談社ラノベ文庫、2022/08)

アニメ,トクマノベルスEdge

「もしお嬢さんが勝ったら、小梅さんと呼んでも良いですか」
「えっ……三郎さんのいじわる。私に負ける気が無いこと知ってるくせに」

太郎達小学生チームに勝利出来るようになってきた櫻花會。それを見て、アンナ先生は遂に朝香中学に正式な挑戦状を送ることを決意。

岩崎達は彼女達の挑戦に真摯に向かい合おうとするが、朝香中学の校長は世間体を気にし、岩崎達に黙って、これを断ってしまう。

ここで動いたのが講演会会長の小倉老人。実はこの老人、七話で櫻花會が泥棒と一悶着起こしたときに巻き込まれたあの人だったのだ。あのアホエピソード、伏線だったのかよ!いやあ、構成上手いなぁ。

めでたく夏休み明けに朝香中学との再戦が決定。これを機に櫻花會は合宿を行うことになる。

一方、小梅はうっかりミスで両親に高原の写真を発見されてしまう。それは朝香中学の戦力分析のために用意された資料でしかなかったわけだが、高原が一度家にやって来たこともあり、小梅の両親は誤解してしまう
小梅は小梅で野球のことがバレたと勘違いし、余計にややこしいことに。

事態を知った三郎はショックを受け、陰ながら小梅を応援することを決意する。この人、いちいち行動がヒロインみたいだなw
小梅は罪作りな女です。

そして、ようやく誤解されていることに気付いた小梅は三郎に事実を話すのだった。ハンカチ繋ぎキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これこそ大正浪漫(?)ではないか!LOVE寄せが止まりません。

次回は合宿でフルスロットル百合です。サービスシーンもあるよ!

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)
大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)

雑記,GA文庫

今月は公式発売日15日が火曜。恒例の1日フライングで月曜、更に月曜効果でフライングして土曜発売。ブツは、

・神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS⑤
・ライトノベルの楽しい書き方 <4>

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 5 (GA文庫)ライトノベルの楽しい書き方 4 (GA文庫)

の二冊。
『ラノ楽』は帯にでっかく映画化決定!って書いてあって吹いた。これで迂闊に切り捨て不能。本当に有り難う御座居ました。
内容から考えると、実写で単館上映でドン滑りってところか。

若干気になったのは『くれは×リミテッド!』。イラストがシコルスキーさんなので買おうかとおも思ったんだが、冷静に考えたら、シコルスキーさんのイラスト目当てで買って当たりを引いたことが無いことに気付き、スルー。
よく見たら、表紙イラストが八割くらい肌色でしたw

くれは×リミテッド! (GA文庫 は 6-1)

『ニャル子さん』はドラマCDが秋に発売決定。展開が早過ぎる……。来年くらいにはアニメ化決まりそうだw
でもあれか、GA文庫は『クインテット!』をドラマCD化したくらいだからなぁ。なんちゃってメディアミックスで終わるという可能性もあるか。
『ニャル子さん』の場合は勢いがあるから別かもしれんけど。

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

まだ公式情報で見たわけじゃないが、十二月に『ポリフォニカ』のキネティック新作『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール』ってのが出るらしい。
学生編と社会人編のミッシングリンクが語られるとか何とか。
また、学生編とのセット版も出るらしい。セット版の方にのみ付く特典とかあったら嫌だなぁ。

ゲーム,雑記

『メイド刑事』を視ていると、『ドラクエⅨ』のCMが流れていたんだが、その内容が非常にアレでした。

オサレな食堂(?)みたいなところで、『ドラクエ』をプレイしている女性。すると、そこへイケメンが現れ、すれ違い通信をきっかけに会話が弾み始める。
更に、そこへ女性二人が現れ、「私達ともすれ違ってもらえませんかぁ?」みたいな流れ。

あるあ……ねーよwwwwwwww

と思ったのは俺だけではない筈だ。
『ポケモン』や『モンハン』あたりは最近そういうイケメンや美女もゲームやってるよ!的な売り出し方が強くなってきてるみたいだな。

ドラゴンクエストIX 星空の守り人
ドラゴンクエストIX 星空の守り人