彼女を言い負かすのはたぶん無理
「せっかくの人生だもの。ゾクゾクしなかったら、生まれてきた意味がないでしょ?」
スマッシュ文庫2010年11月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。ディベートがテーマということで、興味が湧いて購入。
交通事故で部活をやめることを余儀なくされた高校生、桜井はある日、ディベート部なる不思議な部活に所属し、校内のあちこちでディベートを行う先輩、九重崎愛良(くえざき・あいら)と出会う。
桜井はどんどんアイラ先輩に惹かれていき……というお話。
競技としてのディベートを扱っているが、雰囲気としてはマイナースポーツもののノリだと思う。
ファミ通文庫『学校の階段』辺りが近いかもしれん。教師の目の敵にされているところとか。
惜しかったのはストーリーとして一応まとめるためか、そこまでディベートのシーンが多いわけではないということ。
それと導入の『ドラえもん』を題材としたディベートをやるという掴みが面白かったのに、ラストのディベートのお題がごく普通のものになってしまったこと。
そこはラノベというジャンルをもうちょっと意識しても良かったんではないかなあと思うんですが。
まぁ、好みによるところだが。
最後はディベートで愛の告白。そう思っていた時期が僕にもありました。
適度にラブコメ成分が突っ込まれており、読み易い。
いやしかし、スマッシュ文庫一律500円とは何だったのか。やっぱりセールスポイントにはなり得なかったか。
次は2011年6月。そこそこ面白かったので買います。
ランクは期待ageで。
燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:A
シリーズリンク
・彼女を言い負かすのはたぶん無理 <2>(2011/06)
イラストリンク
・僕は友達が少ない ショボーン!(アライブコミックス、2012/08)
・一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)
・神楽坂G7 崖っぷちカフェ救出作戦会議(スーパーダッシュ文庫、2014/06)
・ご覧の勇者の提供でお送りします(ファンタジア文庫、2014/03)
・災厄戦線のオーバーロード(ファンタジア文庫、2015/01)
・りゅうおうのおしごと!(GA文庫、2015/09)
・ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家(ファンタジア文庫、2016/12)
・図書迷宮(MF文庫J、2017/10)
・シャーロック+アカデミー Logic.1 犯罪王の孫、名探偵を論破する(MF文庫J、2023/06)
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