仮面ライダーOOO 最終話「明日のメダルとパンツと掴む腕」
「俺が欲しかった力。どこまでも届く俺の手。それって、こうすれば手に入ったんだ……。でも、お前の手を掴んだのだって、絶対間違いじゃなかった。絶対……」
あれ、今回も時計出てない?
サブタイトルが1話と対になっているのが面白い。「パンツ」が重複してるけど、パンツにまで修飾語を付けるとサブタイが長くなり過ぎるからかな。
完全復活したウヴァさんの前に為す術の無いWバース。ウヴァさんは余裕をかまし、変身解除した5103と伊達さんにとどめもささず、その辺に腰掛けたり。
そこへ大量のセルメダルを取り込んだ映司が現れる。歩く度に地面が罅割れてたけど、メダルの重みってことなのか?
会長が持っていた小箱に入っていたのはコアメダルの10枚目セットだった。それに入っていたタカ、トラ、バッタで映司はタトバコンボに変身する。
これこそが800年前の王が初めてオーズに変身するときに使ったメダル。
やっぱりタトバはオーズというシステムの初回起動の組み合わせだったんだな。
ここでOPカットでタイトルが出てCMへ。
16話でグリード誕生の経緯が語られたときの映像では虫系コアの10枚目はクワガタだったと思うんだけど、あれは単なるイメージ映像ですってことなのかな。
真のタトバは完全復活したウヴァさんさえも圧倒。あやわウヴァさん、そのまま退場かと思われたが、そこへマッキーが登場。暴走を怖がるウヴァさんに次々とコアを投入する。
オーズがマッキーグリードを攻撃している間に、柵を乗り越えて逃げていくウヴァさんが小物過ぎるわw
真のタトバは強力だったが、強過ぎて使ったコアは砕け散ってしまう。
ここでアンクが合流。
アンクが戻ってきたことを喜ぶ比奈。映司とアンクの間に立って、2人と手を繋ぐ比奈のシーンは泣ける。
OPのバラードバージョンが挿入曲として使用された。予告で使われていた曲って、これだったのか。
クスクシエには、いつの間にかマッキーの格好をしたキヨちゃんが置かれていた。マッキーはもうお姉さんに未練は無いとも取れるし、知世子さんに憶えていてほしいと思ったようにも取れるな。
逃げ出したウヴァさんだったが、限界を迎え暴走、その身体は巨大なメダルの器暴走形態に。
器は空へと浮かび上がり、大量のクズヤミーを吐き出した。
って、今回CM早いな。開始12分くらいでCMに入ったぞ。
器を破壊しようとするオーズとアンクだったが、その前にマッキーが立ち塞がる。
プトティラの氷結攻撃で足止めをしている間にメダガブリューに体内に取り込んだセルを全部ゴックンさせて、必殺技を放つが、それもマッキーには効かなかった。
相当な量をぶち込んだ筈なのだが、やっぱりセルの力では限界があるということなのか。
やむなくグリードの力を使おうとする映司だったが、アンクがそれを阻止。自分の意識が入ったタカも含めた3枚を映司へと渡す。
映司はグリード化が進んでいてアンクのコアに亀裂が入っているのが判らなかったらしい。
映画でも1回やったけど、アンクそのものであるタカを使っての変身は燃える。しかも、\タカ!/\クジャク!/\コンドル!/がアンクの声で、その後に映司とアンクのデュエットである『Time judged all』が流れて、アンクの幻と一緒に戦うタジャドルとかアツ過ぎるわ!!視聴者殺す気か!!
とどめは紫のコア7枚をタジャスピナーにセットしてのギガスキャン。まさか、ここにきてスピナーのスロット全部にコアをセットするとは。だから映司のところに紫が7枚集まってたのか。
マッキーは器と多くのコアと共に崩壊していく。映司は辛うじてアンクのコアだけは掴み取ったが、それは2枚に割れていて……。
もう片方は比奈の手の中に。
ウヴァさんの意識の入ったコアだけは割れる描写が無かったわけだけど、まさか『MOVIE大戦2012』への伏線だったりするのだろうか……。
映司は気付く。自分だけが手を伸ばすんじゃない。相手も手を伸ばしてくれれば、それはどこまでも届くのだと。
紫も全部砕け散って映司のグリード化は止まったわけか。
そしてエピローグ。映司は再び世界中を旅して回り始めた。その手には2枚に割れたタカが。
彼の後ろをついていく青く輝くアンクの右腕。これはイメージ映像なのか、ガチでアンク復活の伏線なのか。
公式サイトのオーズ所持メダルが割れたタカだけになってるのが細かいな。
ちなみに『フォーゼ』のレギュラー、健吾とユウキがEDにモブ出演している。健吾の手にはアストロスイッチも。
総評
ってなわけで、その欲望を解放する平成仮面ライダー第12作『仮面ライダーOOO』テレビシリーズ全48話+番外編的劇場版2本+単独劇場版1本でした。
全話リアルタイム視聴達成。
開始当初はタイトル見る度に『555』を思い出すんじゃないかと思ったけど、いざ始まってみたら全然そんなことはなかったんだぜ。
サブタイの言葉は1000回記念のときを除けば、最初と最後のパンツが重複しただけで、後は見事に被ってないんだよな、確か。
前年の『W』のガイアメモリのシステムを更に消化させた形のオーメダルは凄く良いアイデアだったよな。
コンボという概念も広く浸透したみたいだし。
オーズの形態が多かった分、登場したライダーの数は平成では『クウガ』に次いで少ないんだな。『ディケイド』は話数が少なかったし、劇中にはライダーいっぱい出てたからな。
結局、公式設定で存在する亜種119種の内、実際に登場したのは28種か。
最終パワーアップはてんこ盛りコンボ、そう思っていた時期が俺にもありました。
人の欲望という重いテーマを扱いながら、よく上手いことまとめあげたよなぁ、と。
平成ライダーの中では一番好きかもしれん。
OP映像からアンクが信吾に精神を引きずられるんじゃないかと思ったけど、アンク自身が比奈に情が移るって展開でしたね。
消化しきれなかった点としてはアンクだけ先に封印が解けた謎があるよな。会長が手を回したのだろうか。
アンクは事情が特殊だっただけに封印が弱かったとか。
加えて、各メダル9枚の所在が逐一把握出来るようになっていたら、もっともっと面白くなったと思うんだが。
中盤までは水棲系と重量系コアの所在は全部は判っていなかった筈なのに、いつの間にか全部揃ってたしな。まぁ、会長とかマッキーが隠して持っていたんだろうけども。
伏線じゃないけど、メズールだけ人間態と怪人態で声が違う理由が気になるわ。
グリードは全滅、コアメダルも多くが粉々になっちゃったわけだけど、『MOVIE大戦2012』は一体どうするんですか、と。
何事も無かったかのようにオーズが登場するのか、復活編となるのか……。
後番組は仮面ライダー生誕40周年記念作品『仮面ライダーフォーゼ』。
新たにカメラ、パラシュート、チェーンソー、ホッピングのスイッチの存在が明らかになった。
また、スコーピオン・ゾディアーツの他に幹部クラスのリブラ・ゾディアーツ、レオ・ゾディアーツ、ヴァルゴ・ゾディアーツというのが登場するらしい。
デザインかっけぇええええええ!!
これからは幹部クラスが最初から出るって構成を守るのかな。
登場人物の中には歴代シリーズのキャラのアナグラムになってる名前の人が居るらしい。取り敢えず、歌星健吾(うたほし・けんご)→本郷猛だとか。
燃:S+ 萌:B+ 笑:C 総:SS-
エピソードリンク
・第47話「赤いヒビと満足と映司の器」
後番組リンク
・仮面ライダーフォーゼ 第1話「青・春・変・身」
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