異能バトルは日常系のなかで <2>

異能バトルは日常系のなかで 2 (GA文庫)
著:望 公太 イラスト:029

難読漢字、かっけー。
利用頻度が低い方の漢字、かっけー。

2012年10月の新刊。積んでない!!4ヶ月振りの新刊。
1巻読み終わってから気付いたんだけど、この人、HJ文庫からも『僕はやっぱり気づかない』でデビューしてたんだな。しかも、そこそこの巻数出しているという。
表紙は灯代に続いて、寿来の幼馴染み鳩子。今回も可愛い表紙で何よりです。というか、おっぱい!おっぱい!

帯には中二繋がりで、同レーベルの『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』のヒロイン真涼の推薦文が。

今回も中二センスとパロディが俺のツボにがっつんがっつんクる。「プリティでキュアキュア」と「ギルティでクラクラ」が対になっていて吹く。

ダークネスムーンブレイクとかリントの言葉で話せとか、もう『這いよれ!ニャル子さん』とコラボしようぜ!絶対悪ノリし合って収拾つかなくなるだろうけど。

今回は表紙に出てることもあり、鳩子がメインヒロインか。中二病と、それをどうあっても理解出来ない人の関係性が描かれている。
鳩子がブチ切れるシーンは真面目なシーンの筈なのに、どさくさに紛れて電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド』がディスられていて吹いた。「ケンカ」と書いて「聖戦」って読むと言えば『ストライク・ザ・ブラッド』だよね?

正直、センスが狂おしいレベルでツボ。時と焔の複合技(ユニオンスキル)、原罪時刻(タイムイズギルティ)。
「時は━━」「━━罪なり」とか、もう格好良過ぎて涙出て来るレベル。
そら俺も格好良い技名とか叫びたくなるわ。

GA文庫マガジンでは、桐生一を主人公とした外伝、『日常系は異能バトルのために』が連載中らしい。
文庫化するか判らないって言ってるけど、流石に短期じゃない連載なら文庫化するだろう……。え、する……よね……?

いやしかし、このシリーズ、すげー面白いな。中二という要素に対する切り口が絶妙というか。ただ、中二要素を羅列してるだけじゃなくて、ちゃんとした落とし所が用意されてるのが良い。
積み重ねられたテンプレートの先にあるものって感じもする。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-

シリーズリンク
異能バトルは日常系のなかで(2012/06)
異能バトルは日常系のなかで <3>(2013/03)

GA文庫

Posted by お亀納豆