四百二十連敗ガール

四百二十連敗ガール (ファミ通文庫)
著:桐山 なると イラスト:七桃 りお

「こっちは約束の三十分も前にスタンバって待ってたんだぞ!さん!じゅっ!ぷん!よくも貴重な時間を三十分も無駄にさせてくれやがったな、このクソ野郎!ち●こもぐぞ!」
「よーし、三十本だ。一分に付きち●こ一本もいでやる」

※ヒロインの台詞です。

ファミ通文庫2013年1月の新刊。約1週間の積み。
第14回えんため大賞大賞受賞作品。応募タイトルそのまま。

最初はスルーしてたんだけど、書店で配布されているえんため大賞受賞作品お試し冊子に収録されていた赤坂アカさんによるショートコミックが面白かったので購入。
赤坂さんの起用は『も女会の不適切な日常』繋がりなのか。

イラストの七桃さんは、どっかで名前見たことあるなと思ったら、スニーカー文庫『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の本編コミカライズ描いてる人か。
何か瞳に白い光を入れてるのが榎宮祐さんと似てるなぁと思ったら、関係者かよw

さて、舞台は美少女ばかりが集められた聖(セント)シンデレラ学園。数少ない男子枠に合格した主人公、石路(つわぶき)ハルだったが、入学早々、蟯虫齧り虫という不名誉な仇名を獲得してしまう。
一方、ハルにZOKKONな暴力少女、毒空木(どくうつぎ)美也子。性格破綻者な彼女からの告白を拒絶したハルだが、毒空木はハルが他に付き合える子が居 なくなれば、自分がハルと付き合えると、彼にデレ園の女子全員に振られることを強要する。かくして、デレ園全告ツアーが幕を開ける……というお話。

おしりかじりむしならぬ蟯虫齧り虫てwwwww
このフレーズの所為で、ついつい買っちゃったわ。

不幸な行き違いから、蟯虫齧り虫なんて呼ばれるようになってしまったハルだけど、本当は心優しい少年で……って、お約束の展開かと思えば、割とガチの変態じゃねーかw

ハルと毒空木の場合、どっちがボケで、どっちがツッコミとかじゃなくて、お互いに、かなりのパワープレイのボケだよな。で、そのときにボケてない方がツッコむという。
勢いで押し切るかのような展開が楽しいし、一々表現が過剰で吹く。粉砕とか。

設定が設定なので、可愛い女の子がわんさか出て来るんだけど、フラグが立たない立たない。中盤まではボコられてばっかり。
最後の方こそテンプレート的展開だけど、中盤まではホント悲惨。まぁ、自業自得な部分もあるんだが。
果たして蟯虫齧り虫は、どこまで進化するだろうか……?

去年の大賞受賞作『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』に続き、今年もPVアニメが制作されている。制作はトリガーって会社。『七々々』のPV作ったA-1 Picturesの下請けを主にやってるところっぽいな。
確か去年は声無しだったけど、今年はハルと毒空木、後ナレーションとして声が入ってる。
このPVの出来が良くてなぁ。この勢いでアニメ作ってほしいくらい。
告白シーンの毒空木さんが可愛いから困る。

ってなわけで、予想外に期待の新シリーズ『四百二十連敗ガール』でした。問題は、このテのシリーズは2巻で面白さがガタ落ちする印象があるってことだな。
次は2013年4月に2巻。特装版があるらしいけど、ドラマCDかな?

燃:B+ 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
特装版 四百二十連敗ガール <2>(2013/04)

著者リンク
だからお兄ちゃんと呼ぶなって!(2016/08)
彼女できたけど、幼馴染みヒロインと同居してます(2020/12)

イラストリンク
聖剣使いの禁呪詠唱 <1>(2014/12)

えんため大賞大賞リンク
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 <1>(13回、2012/01)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆