龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 <1>

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)
著:鳳乃 一真(おおとりの・かずま) イラスト:赤りんご

「重護って何者なの?」
「ただの高校二年生です!後は精々、今日この島にやってきた転校生スキルがあるくらいです!」
「えっ、アプリボワゼできる人?」

貴様ぁ!銀河美少年かぁぁぁッ!?

言ってみたかっただけです<何なんだ
ファミ通文庫2012年1月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。第13回えんため大賞大賞受賞作品。
大賞って、『吉永さん家のガーゴイル』以来出てなかったんだな。そら、祭にもなるわな。

タイトルは応募時のまま。「龍ヶ嬢七々々」は素直に「りゅうがじょうななな」と読みます。
イラストの赤りんごさんはGA文庫『Re:SET 願いと想いのカナタ』とかも担当してますね。
カラーイラストの色遣いが素敵です。モノクロ絵はアレだったが。

文庫刊行前から、恐ろしいほどのプッシュ具合で先行コミカライズどころか、A-1 PicturesがPVまで作っちゃうという。
どんだけ推すねん。甘引きするレベル。
最初は興味無かったんだけど、ここまでプッシュされると、ちょっと気になってしまうワナ。そういう意味では、この猛烈プッシュもあながち戦略としては間違いではないのか。

さて、稼業を継ぐことを拒否し、島流しにあった主人公、重護は何とか見付けた新たな住処で地縛霊の少女、龍ヶ嬢七々々と出会う。
重護は七々々を殺した犯人を捜すため、生前彼女が集めた不思議アイテム、七々々コレクションを手に入れることに……というお話。

ボケのノリは好きだけど、現代のトレジャーハントってノリがあんまり興味湧かないなぁ。七々々コレクションって設定の自由度が高過ぎて、何でも出来過ぎちゃいそうでな……。

加えて、キャラのネーミングが一部アレ。ヒロインの名前が壱級天災って西尾維新じゃあるまいし……。
一応個性的なキャラになってるけど、明らかに名前負けしているというか。

どのキャラも言ってる「ああっ」って台詞はどういう感情表現なんだろうか……。
次は2012年3月だけど、もう買いません。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

アニメリンク
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第1話「勘当されて島流し」

第13回えんため大賞リンク
明智少年のこじつけ①(優秀賞、2012/01)
キュージュツカ!①(特別賞、2012/01)

えんため大賞大賞リンク
四百二十連敗ガール(第14回、2013/01)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆