ぬらりひょんの孫 浮世絵町綺譚
原作:椎橋 寛 著:大崎 知仁(ともひと)
「消えぬぞ」
「幸せは消えぬ。ワシが消さぬ」
「よいか、珱姫。ワシのそばにいろ。ワシを見続けろ。ワシはぬらりひょん。敵の目をくらまし、姿を消すのがワシの畏れじゃが……、約束しよう、あんたの前からは消えぬ。あんたの目に、ワシは映り続ける」
ネットで面白いと評判だったこともあり、古本市の500円券を使うために購入。JUMP j-BOOKSなんて初めて買ったぜ……。
j-BOOKSってーと、赤の背表紙ってイメージがあったんだけど、最近はそうでもないのね。もしかして、小説ってバレ難くして漫画と間違って買わせる策略なんだろうか。
さて、本作は奴良組の妖怪達の日常と、じいちゃんと珱姫の祝言を描いた短編集。現代編でメインとなるのは良太猫、鴆(ぜん)、黒羽丸の三人。スポット当てるところが物凄いニッチな気がするのは俺だけなのか。
しかし、ニッチならニッチで苔姫の話なんかが読みたかったです。
で、スポットの当て方は面白いと思うんだが、いかんせんストーリーがなぁ。読み易いんだけど、ただそれだけと言うか。
じいちゃんと珱姫のエピソードに関しては、もっとイチャラブなのを期待していたら空振りだしなぁ。
まぁ、ノベライズだったら、こんなもんかなぁ。うーむ。
そうそう、カバー下にはコミックスと同様に描き下ろしがありました。
燃:C 萌:B 笑:B- 総:B
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