B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる

3月 3, 2010 by
Filed under: ファミ通文庫 

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)

著:綾里 けいし イラスト:kona

「狂ってますね」
「何がだい?小田桐君」
「さっきの、嵯峨雄介の様子ですよ」
「いや、そうでもないよ。あれくらいなら、理解の範疇だ。『嫌いな人間』に『不幸になれ』と思うのは、ある意味、最も健全な反応だからね」


ファミ通文庫1月の新刊。第11回えんため大賞優秀賞受賞作品。最初はスルーしたんだけど、ネットでの評判が高いので読んでみました。
結論から言うと、好きな人は凄い好きなんだろうけど、俺は好きじゃないタイプの作品でした。最近、読んだ中で言うと、電撃文庫の『under』が近いような気がする。

タイトルは「Beyond Another Darkness」の意。ジャンルはミステリアス・ファンタジーだそうで。一昔前の富士ミスにありそうな雰囲気。
結構グロ方面に容赦無いし、わざと嫌悪感を抱かせるような表現を使ったりしてるんだけど、いかんせんグロだと多少方向性は違うものの、ファンタジア文庫の『ストレイト・ジャケット』やMF文庫Jの『イコノクラスト!』なんかがあるから、あんまり、おお!と思わないんだよなぁ。
狂気という意味ではこっちの方が強いかもしれんが。

構成は短編連作集に近い形式となっており、話数が進む度に、メインのあざかと小田桐というキャラクターに関する謎にクローズアップしていく構成となっている。
堅実な手法だとは思うけど、1巻目から400ページオーバーはいかがなものか。個人的にはこのテンションで400ページはキツかった。

次は3月だけど、もう切りだなぁ。いや、個人的に合わなかっただけで、きっと面白いと思う人は沢山居ると思うよ?

燃:C 萌:B- 笑:C+ 総:B

under―異界ノスタルジア (電撃文庫)
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