ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!
この時になってようやく気付いた。
いや、気付かない振りをしていたのかもしれない。
ゲームの主人公が救えるのは一人だけ、ということに。
約一ヶ月一週間の積み。第10回えんため大賞優秀賞受賞作品。同じく優秀賞受賞作品の『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』とセットで夢双旋風(ダブルドリーミングバースト)というフェアを開催。なんつー仰々しい名前だ。
去年の新人賞からもう一年経ったんだよな……。結局、『セキララ!!』しか続かなかった上に、それも完結したし、去年は不作だったのか。
さて、購入理由はタイトル、ただそれだけ。ギャルゲーユーザーの主人公、武紀は突然世界改変の機会を得て、自分のお気に入りの美少女ゲームの世界を現実に反映してしまう。だが、ゲームの世界と現実の世界が融合した結果、ゲームの中では起こらなかった様々な事件が起こり、武紀はそれを解決するために東奔西走することになる。
当然キャラ配置はハーレム状態なのだが、ゲヘゲヘしていられるのは序盤だけで、中盤からは結構シビアな展開。
どうでも良いけど、幼馴染みが居て、かつ義理の姉と妹が居るってバランス悪くね?
で、このヒロインを救っていく過程がびっくりするくらいアツい。ゲームの主人公みたいに上手く立ち回れないと嘆きながらも勇気を振り絞り抗っていく武紀が格好良過ぎる。まぁ、読んでいる側からすれば、結局お前も主人公気質じゃねぇかと思っちゃうわけだが。
最後はダブルヒロインのどちらかを選べなかったり、消えたと思っていたヒロイン達が帰ってきたりとご都合主義的展開があるが、これは過程が過程だけにハッピーエンドで終わってほしい作品なので無問題か。
一つ気になったのは脇役で四阿という苗字のキャラが出て来るんだが、これって「あずまや」って読むんじゃないの?振り仮名は「しあ」って振ってあるんだけど、意図的にこういう読み方にしているんだろうか……。
何にせよ、予想外に萌抜きで面白かったです。と言うか実際には殆ど萌えは無いと言っても良いと思う。燃えの方がウエイト高いし。
燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2(2009/05)
コミカライズリンク
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! <1>(2011/08)
イラストリンク
・彼女の恋が放してくれない! 俺たちは手錠で繋がっているだけの健全な友達です。(GA文庫、2012/05)
えんため大賞優秀賞リンク
・B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる(第11回、2010/01)
・空色パンデミック①(第11回、2010/01)
・わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 1 リア中ですが何か?(第12回、2011/01)
・犬とハサミは使いよう(第12回、2011/02)
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