虚構戦役の戦導師3 進撃の刻
「取り戻そう。俺たちの現実を。俺たちの未来を!俺たちの、すべてを!!」
2015年6月の新刊。約1ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
あれ、表紙の構図が何だかもっさりしたな……。
さて、表紙、帯、粗筋の全てが打ち切り完結を匂わせていて、あっ……(察し)となる第3巻。
口絵の最初の見開きが男キャラ勢揃いで、これ本当にMF文庫Jか……?って戦慄した。みんな、イケメンすなぁ。
戦いの舞台は順当に『LoR3』の世界へ。意志ある虚数ユニットの存在がゲーム攻略をスムーズに進めさせてくれなくて……。
あれよあれよという間に話が進んで、最終決戦は現実へと帰還し、まさかの墜落途中の飛行機の上でとなった。本当はラストバトルと飛行機脱出は別々にやるつもりだったんだろうな。
駆け足で『LoR8』の世界まで行くかと思ったけど、『3』が三部作のラストとすることで区切りをつける形にしたのね。
ラストシーンの体育祭でシミュレーション・エントランスするのはほっこりする良い落ちだと思います。
結局、フェアリーテールシステムの説明はほぼ無しか。もうちょっと書いてくれても良かったと思うんだけどな。
ってか『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』未読組からしたらキョトンってなると思うんだけど。
総評
そんな具合でSRPGの世界に入るMF文庫J『虚構戦役の戦導師』全3巻、これにてマップクリア。僅か半年の寿命だったか……。
後書きで、まだ続けることも出来たって言ってるから、多分打ち切り完結だと思う。
少なくとも帝輝のクラスのメンバーは全員、情報量に差はあれど色々設定されているので、僅か3冊のシリーズにしておくには勿体無いと思うんだよな。
オンラインゲームの世界に入る作品は数あれど、SRPGの世界ってのは珍しいと思うし、もっと続けても良かったのに。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・虚構戦役の戦導師2 三英雄の革命戦争(2015/02)
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