六花の勇者 最終話「解明の時」

「貴方と居ると━━生きたくなる」

最終回ということでOPが前期バージョンに。改めてみると後期バージョンとの対比が面白いな。
前期では六花の勇者達が凶魔と戦ってるけど、後期では勇者同士で戦ってるんだよな。

遂に明らかになる7人目の正体、それはナッシェタニアだった。二重人格的なアレで正統派ヒロインっぽい態度に嘘は無かった的なオチかと思っていたんだけど、今までの振る舞いはガチで演技だったのか……。

彼女の行動原理はそれこそ凶魔よりも恐ろしさを感じるもので。アドレットでさえナッシェタニアを殺すしかないと思うなんて、よっぽどである。

結局、ナッシェタニアは逃走。取り敢えず偽者が明らかになったし、ようやく魔神を倒す体勢が整った……と思いきや、新たに六花の紋章を持つ鮮血の聖者ロロニアが現れる。
新たな7人目の登場ということよりも、とんでもないブスであるというインパクトの方が強いw
フレミーさん、アドレットに心を許した途端、嫉妬がクライマックスでワロタ

そして勇者達を狙って迫り来る凶魔の大群。誰が7人目かはひとまず置いておいて旅の再開だ!というところで普通にEDを流して終了。ぶつ切り過ぎるだろ……。
どうも原作2巻の最初の数ページまではやった様子。

総評

そんなわけで、この中に1人偽者が居るスーパーダッシュ(ダッシュエックス)文庫原作『六花の勇者』全12話、これにて終了。

原作1巻を広げに広げて1クール作る構成や数パターンある主題歌等、丁寧な作りの作品だったと思う。
戦闘シーンの作画も良好だったし。

だからこそ最後の投げっぱなしエンドが勿体無い。今後の展開を匂わせるのは良いんだけど、最終回と知らなかったら普通に13話がありそうに見える終わらせ方はいただけないなぁ。

2期は十分狙えると思うんだけど、出来の良さが地味な方向だからどうだろうなー。堅実な面白さであって世間を騒がせるような面白さではないと言われると反論出来ない。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第十一話「反攻」