【特撮】冥黒の黙示録 ラケシス【感想/ネタバレ】

(そうだ……私は━━━━歌うことが大好きだった)

2025/04/06、TTFCにて配信。
『仮面ライダーガッチャード』を彩ったヴィラン冥黒の三姉妹の三女ラケシスの誕生を描くスピンオフ。三姉妹の外伝くらいは想像の範疇だったけど、まさかラケシス単独で主演を務めるとは思わなんだ。

コンテンツ一覧や本編冒頭に流血表現等があるセンシティブな作品である旨が記載されるように。『ヨドンナ』や『仮面ライダーアマゾンズ』のページも確認してみたが、そちらには記載が無かったので、今後配信するタイトルでは表記する方針の模様。ゾーニングをきっちりしていきたいってことなのか、はたまたクレームをつけてきた異常者がいたのか……。

脚本は長谷川さん。監督は越知靖(こし・とものぶ)さんという方。東映で仕事をしたこともあるが、近年はウルトラマン畑の人だったのか。長谷川さんの縁が繋いだってことだろうか。
尺はTTFCタイトルとしては長く26分半程度。

本編の10年前、巷では錬金連合に所属していない錬金術師による事件が起こっていた。
ラケシスのモデルとなった女性、有栖川リサはこの錬金術師に目をつけられていて。偶然、リサを助けることになったグリオンは事態に関わることに……。

10年前なので本編の学生キャラは当然出て来ない。グリオン陣営や学生時代のミナト先生や鏡花さんが登場。本編の回想シーンでも思ったが、やっぱり学生と言い張るのは無理があるな……w

外道錬金術師、銅神デュポンを演じるのは『ウルトラマンジード』主演でお馴染みの濱田龍臣君。すーぐ光の国から有名な人呼んじゃうじゃ~~ん!
彼は盗み出したドクターコゾウを使って、ドクターマルガムに変身。スーツは新造っぽい?本作は一切仮面ライダーが登場しないので、予算が怪人のスーツに回せたってことかなぁ。

ダークな雰囲気を出すためか流血表現が随所に散りばめられている。実際に血糊を使っている場面は良いと思うが、CGでの表現はどうにも安っぽく見えちゃうなぁ。合成使ってまでやる必要あるかな……?

デュポンの陰謀に利用され、リサは無残に死亡。グリオンは彼女の遺体を使ってラケシスを錬成するのだった。
ラケシスは無慈悲にデュポンを殺害。かくしてグリオンの娘は三姉妹となったのだった。
ラケシスのモデルはもう生きてないだろうとは思っていたけど、こうやって改めて突き付けられると心にクるな……。

EDは三姉妹のキャラソンを使用。
うーん、『ヨドンナ』もそうだったが、やっぱり変身者の出ないスピンオフは面白さが一段階劣るかなぁ。かといってライダーに変身してほしかったというわけでもないが……。

『ガッチャード』関連の映像作品はこれがラストかな。『冥黒の黙示録』ってシリーズタイトルっぽくも見えるが、アトロポス編やクロトー編の可能性は流石に薄いだろう。

燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS(2025/02)

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特撮

Posted by お亀納豆