【ラノベ感想】幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。

幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS)

著:二宮 酒匂(さかわ) イラスト:細居 美恵子

「おまえしか見えないくらい好きなので嫁に来てくれませんか」

うわぁあああぁあああああああ。
カドカワBOOKS2016年8月の新刊。約5日の積み。カドカワBOOKS初挑戦。
このライトノベルがすごい!2017で紹介されていた本の中で唯一買って読んでみたいと思った本。
超俺好みのシチュっぽかったので。最近、ちょいちょいタイトルに自動販売機って入っている本を見かけますね。

著者の二宮さんはなろう畑の人なのか。この作品自体もなろうにアップされてたんだろうか。
イラストの細居さんはアニメ『灰と幻想のグリムガル』のキャラデザをやっていた人か。最近、ラノベの挿絵も描いているみたいですね。

主人公が幼少期に自動販売機の精と出会い、恋をして、プロポーズするまでを描いた作品。それだけなら、まだしも表紙の雰囲気も良くてなぁ。
カバーがマットPP加工っぽいんだけど、これってカドカワBOOKS全部がそうなのかな。

基本的にキャラの名前も含めて固有名詞が登場しないというラノベとしては変わった作り。
個人的には、もうちょっといちゃいちゃハートフルな方が良かったな。いちゃいちゃっぽい感じは殆ど最後の方にしかないし。
コメディ寄りのやりとりはちょこちょこ挿入されるが。

いやしかし、こんなお姉さんと子供の頃から接してたら、そら好きになってしまうの不可避でしょ……。

何はともあれハッピーエンドで良かった良かった。
ラストシーンが物言わぬ自販機を優しい瞳で見詰める主人公とかだったらショック死するところだったぜ……。
丸々1冊いちゃいちゃするだけの続編とか出しても良いのよ。

燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A

イラストリンク
京都伏見のあやかし甘味帖 おねだり狐との町屋暮らし(宝島社文庫、2017/08)

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カドカワBOOKS

Posted by お亀納豆