【ラノベ感想】ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌
著:峰守 ひろかず イラスト:おかだ アンミツ
原作・監修:三上 延 原作キャラクターデザイン:越島 はぐ
「女体化ホームズだ……」
電撃文庫2017年3月の新刊。約1日の積み。『選ばれすぎしもの!』3巻から実に4年、峰守さんが電撃文庫に帰ってきた。
イラスト担当のおかださんは『ラテラル』で電撃文庫登場済。
完全オリジナル作品ではなく、メディアワークス文庫で大人気の『ビブリア古書堂の事件手帖』のスピンオフ。電撃文庫リザレクションシリーズの1つに数えられる。
電撃文庫MAGAZINEで連載されたものに書き下ろしを加えて文庫化。本編読んでるし、取り敢えず買っておくかーと。
メディアワークス文庫のスピンオフを電撃文庫で出すという形に違和感があるが、一般層には十分浸透したってことなのかな。今度はラノベを読む層にアピールってこと?
帯では本編ヒロインである栞子さんが推薦と書いてあるんだけど、コメントとかは特に無いのかよw
友達には秘密で小説の朗読配信を行っていた前河響平。偶然、図書部員の卯城野(うしろの)こぐちさんと出会った彼は旧図書室の存続を賭けて、書評対決、通称ビブリアファイトを行うことに……。
さん付けで読んでるから、てっきり年上ヒロインなんだと思っていたんだけど同学年なのかよ……。期待して損した……。
書評バトルや朗読という要素にスポットを当てているのは面白いと思う。朗読楽しいよな。あんまりやる機会が無いが。
個人的にはもっとラブ寄せがある方が好きなんだがなぁ。
書評で取り上げられるのは基本的に古い名作と呼ばれるジャンルの本が殆ど。そんな中、最後に同レーベル『とある魔術の禁書目録』をぶち込んでくるから侮れない。
本編の登場人物達は名前くらいしか出番が無いのかと思えば、栞子さんは響平達のアドバイザーとして少なくない出番があるし、イラストにも登場している。栞子さんはおっぱいの凄さがやたらと主張されているw
大輔、文香、志田さんも少しだけ登場。
時系列は本編とそう離れてない模様。でも、栞子さんが大輔をさん付けで呼んでた時期ってあったっけ?
図書室にある本を一切使わない勉強を図書室でやるのってNGだったんだな……。初めて知ったわ……。論理的に考えりゃ当たり前だが、全然意識したことなかったわ。まぁ、そもそも図書室で勉強したことないんですけど<何なんだ
小学校には朝読書なんていうシステムがあったことを久し振りに思い出した。当時はどうとも思わなかったけど、今思えば神だったんだな……。もっと楽しんでおけば良かったぜ。
よし、会社でも朝読書を取り入れよう(提案)
ルビにキータイプミスと思しき部分が2ヶ所あったけど、最近そういう誤植が流行ってるの?
そんなわけでスピンオフでした。これ1冊で終わりなのかしら。単巻ならアリだと思うが、シリーズ化しても続きを読みたいというレベルではないかな……。
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
著者リンク
・ほうかご百物語(電撃文庫、2008/02)
本編リンク
・ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~(メディアワークス文庫、2017/02)
ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電撃文庫) | |
峰守 ひろかず 三上 延
KADOKAWA 2017-03-10 |
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