【ラノベ感想】ぼくたちのリメイク 十年前に戻ってクリエイターになろう!【1巻】
著:木緒 なち イラスト:えれっと
「ぜってえ、なんとかするっっっ!!!」
MF文庫J2017年3月の新刊。約3日の積み。
著者の木緒さんはデザイン畑の人で、そこからシナリオ執筆→ラノベと流れてきた人らしい。
この本の装丁も木緒さん自身が手掛けている模様。そういや他のラノベでも名前を見たことがあるような……?
クリエイターものとして発売前から猛プッシュされていたし、そういうことなら読んでみようかと。
帯には、ちゅるやさんの姿が。いくらイラストがえれっとさんだからといって、ちゅるやさん関係無いだろwって思っていたら、中にモロ『ちゅるやさん』みたいな4コマ漫画が載っていて吹く。
えれっとさんは『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』や『瑠璃色にボケた日常』でMF登場済ですね。
勤めていたゲームメーカーの倒産が決まり、泣く泣く実家へと戻ってきた主人公、橋場恭也は何故か10年前の世界へタイムスリップ。
進学しなかった筈の芸大へ進み、そこで出会ったのは将来才能を花開かせるプラチナ世代と呼ばれる学友達で……。
ここ10年間の記憶を持っているからといって、その知識を活かして俺TUEEEEE展開になることもなく、芸大生としての日常は過ぎていく。
元の時代に戻ろうというような動きも特に見えず、そういう謎に迫る展開ではないんだな。
若返って人生やり直すって流れは最近流行りの異世界転生の手法に近いのかな。
うるせぇ、そんな細けぇこたぁどうでも良いんだよ!今はキラキラしたキャンパスライフを楽しもうぜ!カラオケ行きたくなってきた。
恭也がシェアハウスをすることになったメンバーはいずれも劣らぬ個性派揃い。それも10年後の世界で大活躍しているような……。
無自覚なままに彼等を繋いでいく製作としての力を発揮する恭也が良いですね。終盤、絶対に諦めないと叫ぶシーン、アツいじゃないの。
恭也はエロゲ製作も経験しているが、作品全体からはオタ臭さは一切漂ってなくて、映像作品を作ることを目指す若者達の青春の一幕といったシーンが次々と描かれていく。主要キャラもオタク丸出しといったキャラはいなくて、美男美女揃い。
あっ、俺はシノアキよりナナコ派です。しかし河瀬川さんも捨て難い……<聞いてない
河瀬川さん良いよな。ツンツンしてるのに礼儀正しいところが可愛い。
イラストもマッチしていてヒロイン達の可愛さを引き立てている。
そんな具合で『ぼくたちのリメイク』でした。取り敢えず読んでみるか、くらいの気持ちだったんだが存外面白かったじゃないの。これは続きも楽しみですねぇ。
燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ぼくたちのリメイク2 十年前に戻って本気になれるものを見つけよう!(2017/07)
コミカライズリンク
・ぼくたちのリメイク 1巻(2019/04)
アニメリンク
・ぼくたちのリメイク 第1話「なにもかもダメになって」
著者リンク
・すべては装丁内(LINEノベル、2019/10)
イラストリンク
・にょろーんちゅるやさん めがっさ限定版(2009/09)
・ぶーぶーかがぶー ぶーっと限定版(2010/03)
ぼくたちのリメイク 十年前に戻ってクリエイターになろう! (MF文庫J) | |
木緒 なち えれっと
KADOKAWA 2017-03-25 |
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