【ラノベ感想】デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット【1巻】

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット (ファンタジア文庫)

著:東出 祐一郎 原案・監修:橘 公司 イラスト:NOCO

「見せる相手もいないのに、そのドスケベぶりは正直どうかと思います」

2017年3月の新刊。約2ヶ月の積み。本編16巻と同時発売。
さて、昨今流行りのスピンオフ小説の登場です。ちょっとタイミングを逸している気がしないでもないが……。まだアニメを展開出来るだけの勢いがあるのだろうか。

著者の東出さんはシナリオライターなのか。『クインテット・ファンタズム』は2巻で打ち切り完結だったようなので2年2ヶ月振りの登場か。

というわけでタイトルと表紙から判るように狂三が主役のスピンオフです。
流石に彼女をメインに据えて女の子達のうふふきゃっきゃが展開されるとは思っていなかったが、まさか隣界が舞台で準精霊と呼ばれる少女達の殺し合いを読まされることになるとは……。
このライトノベルがすごい!文庫『魔法少女育成計画』が好きな人には合いそう。

俺は女の子達が殺し合うタイプの話はあまり好きではないんだよなー。しかもキャラが立つ前にバンバン死んでいくし……。
基本的に殺伐とした展開が続く。もうちょっと狂三の可愛さが出るようなシーンがあっても良かったのにな。にゃんこにメロメロになる下りとか欲しかった。

準精霊はそれぞれ属性分けのようなものがなされており、この分類が本編に登場している精霊達に準じている。ただし狂三以外の精霊は一切出て来ない。

狂三が記憶を一時的に失ってるので、時系列はよく判らないんだよなぁ。ただ士道にベタ惚れになっているっぽいから本編より先の出来事なのかもしれん。

見開きいっぱいに狂三の笑い声が書かれている演出はいかがなものかと……。使い古された手法というか……。

本編でほぼほぼ描写の無い隣界の様子が明らかになったという点は大きい。宇宙みたいな何も無い空間が広がってるのかと思ってたわ。
それぞれに独立した領域に分かれているって話だが、となると次巻ではまたストーリーの雰囲気自体もがらっと変わるんだろうか。

うーん、これ1冊だと購入打ち切りレベルなんだけど、いかんせん本編のスピンオフであること、次巻ではノリが変わる可能性を考慮して継続かな……。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット02(2017/08)

本編リンク
デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン(2017/03)

イラストリンク
魔女の絶対道徳(ファミ通文庫、2013/02)
神託学園の超越者(GA文庫、2013/11)

デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット (ファンタジア文庫)
デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット (ファンタジア文庫) 東出 祐一郎 橘 公司

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