【ラノベ感想】パンツあたためますか?
著:石山 雄規 イラスト:bun150
「結局さ、先のことなんて分からないんだ。なにが正しくてなにが間違ってるのかなんて」
スニーカー文庫2017年8月の新刊。約5日の積み。第22回春スニーカー大賞優秀賞受賞作品。応募タイトルは「マイナスイオン・オレンジ」。
タイトル変え過ぎだろ……と思うが、このタイトルだと買っちゃうよね。
主人公、久瀬が家に帰ると、見知らぬ美少女がパンツを握りしめていた。北原真央と名乗る少女との出会い以降、憧れの桃花先輩からデートに誘われたり、初恋の人・伊藤と再会したり。久瀬の青春は順風満帆のように見えなくもなく……。
このタイトルで一体どんな変態が飛び出すのかとwktkしていたら、殆どパンツ関係無ぇじゃねぇか。更に温めるという話は何処から出てきたのかというレベル。
実際の内容は苦々しい青春といった感じ。駄目男と駄目女の出会いってので『NHKにようこそ!』を思い出しました。
悪いというわけではないんですよ。たまにはこういうほろ苦い青春ものも味があって良いものだと。ただ、どうしてもタイトルとの乖離が気になってしまうんだよなぁ。
bun150さんのイラストのお陰で登場する女性陣は皆、見目麗しい。パッと見、ハーレムものに見えるまである。
これはシリーズ化すべきではないよなー。続刊が出たとしても読もうと思うタイプの話ではない。
どうでも良いけど、ぱんつがあたたまるって、それはお漏らししているのでは?
燃:C 萌:A 笑:B 総:A
イラストリンク
・ふぉーくーるあふたー(ガガガ文庫、2015/12)
・ウィッチクラフトアカデミア ティノと箒と魔女たちの学院(LINE文庫エッジ、2019/08)
第22回スニーカー大賞リンク
・特殊性癖教室へようこそ(秋、特別賞、2018/03)
スニーカー大賞優秀賞リンク
・ピーチガーデン 1.キスキスローテーション(第14回、2009/12)
パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫) | |
石山 雄規 bun150
KADOKAWA 2017-08-01 |
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