【ラノベ】三角の距離は限りないゼロ【1巻/感想】

三角の距離は限りないゼロ (電撃文庫)

著:岬 鷺宮 イラスト:Hiten

「だからやっぱり、あのときキスしておけばよかったなあ……」
「……どうして」
「そしたら、矢野君に一生ものの傷をつけられたでしょ?……ごめんね、傷つけたいなんて、友達失格だね」

電撃文庫2018年5月刊行物。約2週間の積み。『陰キャになりたい陽乃森さん』2巻から4ヶ月、岬さんが新シリーズを開始。読み終わってから『陽乃森さん』2巻を積んでいることを思い出したよ!やったー!

イラストのHitenさんは『読者と主人公と二人のこれから』で岬さんと組んだことがあるのか。

何で買ったかって、このライトノベルがすごい!2019の紹介記事を読んで気になったからです。
主人公の矢野四季が一目惚れしてしまった少女、水瀬秋玻(あきは)は二重人格だった。四季は学校で彼女が二重人格であることがバレないように協力する代わりに、もう1つの人格である春珂に秋玻との関係が上手くいくよう応援してもらうことになるが……。

要は限りなく密接な関係にある3人の間で展開される三角関係ということになる。人格の切り替わる時間がおよそ決まっているけど、その時その時で多少前後するってのがやらしーよね~。

注目したいのは、しれっと岬さんのデビューシリーズ『失恋探偵ももせ』のヒロインである百瀬が教師として登場しているところ。しかも挿絵付きやぞ。これ、隙あらば他の著作にも出していくスタイルだな……?

次は2018年11月に2巻、2019年春に3巻と続くんだけれども、うーん、面白くなかったわけじゃないんだが、こんなん絶対切ないラストが待ってるに決まってるやんけ……。理想は両方の人格といちゃいちゃするハッピーエンドだけど、きっと春珂は消えちゃうんでしょ……。そんなん嫌やで……(´・ω・`)
というわけで、読むのはここで終わりとしておきましょうか。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

著者リンク
失恋探偵ももせ(電撃文庫、2013/04)
陰キャになりたい陽乃森さん Step1(電撃文庫、2017/10)
陰キャになりたい陽乃森さん Step2(電撃文庫、2018/01)
恋は夜空をわたって(電撃文庫、2021/12)

イラストリンク
※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。(MF文庫J、2017/07)

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Posted by お亀納豆