【ラノベ】ソードアート・オンライン プログレッシブ 006巻【感想】
著:川原 礫 イラスト:abec
「なるほど、人族のパズルもなかなか楽しいものだな」
2018年5月の新刊。約1年4ヶ月3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
宣言通り『SAOP』が連チャンで刊行。予定通り第六層攻略『黄金律のカノン』後半戦である。これでしれっと中編とか言われたらショック死するところだったぜ。
モルテ達の介入によりキリトとアスナが挑んでいたクエストは予定調和の流れから逸脱した。
それはやがてエルフのキャンペーンクエストやフロアボス攻略とも複雑に絡み合っていき……。
『SAOP』の面白さは劇中のゲームの設定周りをひたすらに掘り下げていく、その姿勢にあると思うんですよね。こういう設定周りを延々やってくれるのが好きなのよなぁ。
自分が実際にプレイするゲームだと思うと、遊び切れなくて頭を抱えそうなんだけども……。
勿論、ストーリー自体もちゃんと面白いこと前提で、ですよ?
武器のカテゴリ、細分化され過ぎなのでは……。突撃槍だけで専用スキルがあるとかまぢ。まぁ、魔法が無い分、そちらにリソースが割けるということなのかもしれんけど。
キリトは剣を両手で持つという二刀流へ繋がる布石になりそうなことをやってますね。
キリトが二刀流を習得した詳細な経緯って、まだ語られてないんだっけ。
キズメルの話を聞いていると、どうもアインクラッド誕生前のストーリーも色々と考えられている様子。
これはその内、執筆担当を別においてスピンオフ始まるんじゃないです?
キズメルだけでなくNPC達が確固たる自我を持って行動し始めているように感じるキリト達。
これって自我を持ってるからNPCといえども簡単に殺せないとなるか、自我を持っているけどNPCだから殺せると考えるかで、今後のスタンスが大きく変わってきそうだよな。
NPC殺人というステップを踏ませることで、殺人への抵抗感を和らげていくことにもなりそうなんだよなぁ。茅場がどこまで考えていたのか理解らんが。
今回もまぁ、いちゃつくキリトとアスナさんですが。流石にスライムぶっかけを挿絵付きでやるのはいかんでしょ。まったくけしからん。
フロアボスも勿論パズルギミック有。こんなん絶対途中で心折れるわ……。攻略組の人達、メンタル強過ぎだろ……。
次は2018年9月に『AW』23巻、12月に『SAO』21巻、2019年5月に『孤独者』5巻、8月に『AW』24巻、10月『SAO』22巻、12月に『SAO』23巻。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・ソードアート・オンライン プログレッシブ 005巻(2018/02)
・ソードアート・オンライン021 ユナイタル・リングⅠ(2018/12)
・ソードアート・オンライン プログレッシブ 007巻(2021/03)
著者リンク
・アクセル・ワールド23 -黒雪姫の告白-(2018/09)
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