【映画】わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!【感想/ネタバレ】
「いろはと一緒におばあちゃんになりたいワン!!」
概要
2024/09/13公開。お、今年も金曜日公開か。去年は20周年の特別施策かと思ったが、継続していってくれるのか。有給さえ取れれば人が少ない時間を狙えるので有り難い。
朝一の回がおこさまシネマになっていたら嫌だなぁと心配していたが、あれは東映特撮専用の試みっぽい?
朝8時半前なのに物販に大量の人の列が。え、一体何が売ってるんやろ……。
今回はゲーム世界での大冒険。ゲーム世界はフルCGでの描写となっている。世界観の構図は『ドリームスターズ』に近いような。
女児向け作品でテレビゲームがメインの題材として扱われるというのは時代の変遷を感じますねぇ。
キービジュアルもゲームのパッケージを意識しているっぽいね。
公開前のキャラ紹介等で使われていたプリキュア達の立ち絵、かなり可愛いな。ワンダフルとフレンディは元気いっぱいで可愛いし、ニャミーとリリアンは色気が溢れてる。
『ひろプリ』と『まほプリ』組も勿論可愛い。何故プリズムは困り顔なのかw
スタッフ
監督は宮原直樹さん。『Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』を手掛けた方か。フルCG作品をやったことがあるから起用されたってことかしら。
脚本に加藤陽一さん。『アイカツ』や『妖怪ウォッチ』、『ガールズ×戦士』シリーズの人なのね。子供向け作品の造詣が深い方を連れてきたんだろうか。
プロデューサー舟腰優子さんは初のプロデュース作品らしい。若い方に経験詰ませる方針は継続されてるっぽいな。
導入
巷で大人気のゲーム、ドキドキタヌキングダム。いろは達もプレイすることになるが、ゲームの世界に吸い込まれてしまって……。
悟はPCでプレイしていたのでクロスプラットフォームのゲームらしい。
ちなみにガルガルやガオガオーンは名前だけの登場となる。
私服
悟も含めてこの映画用に新規のデザインが起こされている。こむぎは普段の私服より年齢感少し高めで、だけと活動的な雰囲気は残っていて良いね。これは着替えてるのか、パクトの力で変わっているのね。
いろはは普段と違ってスカートか。可愛い。
猫組はキレイ系ファッションでこれも可愛いね。こむぎとユキは動物モードの時間が長くて可愛い私服があまり見られなかったのは惜しい。
タヌキングダム
動物のアバターを使って、世界中のプレイヤーと色んなゲームで競争するというゲーム。カジュアルさが人気の秘訣なんだろうか。
キングダムというだけあってムジナという名のタヌキが頂点に君臨している。その主要な部下2匹、ポンタとポコタの声を担当するのは人気お笑いコンビであるジャルジャルのおふたり。
芸人さんゲストとして、可も無く不可も無くって感じだったね。あんまり印象に残らなかったというか。
ゲーム内ではCG作画に変わるだけではなく、こむぎ達動物は等身がちょっと伸びて二足歩行。普通に両脚で走っていたが、走るのは四足の方が速いのではw
フレンディとリリアンは等身が縮んでSDキャラっぽく。見てる内に慣れてきたけど、何かバランスの悪い等身調整じゃなかったか……?
ゲーム内の音ゲー要素としてテレビシリーズのEDが2曲とも使われていて良かったな。どっちも好きな曲というのもあって映画館で聴けるのはテンション上がりますわぁ。超気持ち良い。
大好きな飼い主に再会するために奮闘するこむぎとユキ。ユキ、テンション上がっちゃってこむぎとハイタッチした後に恥ずかしくなって逆ギレしてるの可愛過ぎんか?
2匹はプリキュア!と初代オマージュの決めポーズやってるのノリノリじゃんw
大福奇跡の3段変化
一緒にタヌキングダムに吸い込まれてしまった大福。何故か喋れるようになって、まぁここまでは想像の範疇なんだが、キャストが中村悠一さんだなんて誰が思うんだよw
兄貴っぽいキャラであることは判っていたけど、喋るにしたって女性声優さんが演じるのかなと……。めちゃくちゃイケボやんけw
ゲーム世界から帰還した後は勝者のご褒美として人間になるという願いが叶って、人間態もお披露目。これがまたイケメンなのよ。見た目の年齢感は悟よりもちょっと低い感じかな?
その見た目から放たれる中村ボイスヤバない?これは情緒ぶっ壊される人が多そうである。
悟はずっと大福と話したいって言ってたから良かったねぇ良かったねぇ。ただ、いろはへの恋心をバラしかねない人物が増えたのは申し訳ないけどおもろいわw
そして悟と大福の変身。めちゃくちゃさらっと何の説明も無く変身したな……。大福が人間態になれた力の延長線って理解で良いのかな。
ほんとにアッサリしていて変身後の名前もあるのか無いのか分からない。デザインもプリキュアに比べるとサッパリ目かな……?悟の眼鏡は残してほしかったな。
悟と大福周りの要素だけでも映画が1本作れるくらいのビッグトピックスなので、これを映画のおまけ要素で流したのは贅沢というか勿体無いというか……。
大福が喋る→人間態になる→悟と一緒に変身と3段階のサプライズ構成になっていて、まだあるぞ……まだあるぞ……と攻めてくるの笑っちゃった。
ナツキ
タヌキングダムの製作者。彼女がゲームに込めた思い出が今回の事件のきっかけとなってはいるが、特に闇堕ちしているというわけでもなく、明確に善人キャラ。
ガンダム作品のライバルキャラが付けてそうな怪しげなマスク何だったのw別に印象的なタイミングで外す、というわけでもなかったしw
公の場に出る時だけ付けてたのかな。それにしたっておかしいだろw
演じるのは花澤香菜さん。『ゴープリ』秋映画のゲスト、パンプルル姫以来2度目の出演となる。映画ゲストに再度登板する人って珍しいんじゃないかしら。
もしやこれは来年プリキュアになるパティーンでは……。
悟からの連絡が来たことでプリキュア達と繋がることになったナツキ。大人気ゲームクリエイターに連絡を取れる悟、凄過ぎない?
健気なこむぎ
もうね、全編通していろはと一緒にいたいこむぎの大好きって気持ちがガンガンのジャンジャンに伝わってきて尊いのなんの。
バグ空間にひとり閉じ込められてしまったこむぎが皆のフレンドリングの光に導かれて脱出する下り、主題歌が流れてアホみたいにアツかったな。
テレビシリーズでも映画でもでテレビシリーズのOPが流れるのって極めて珍しい演出だよな。大体は専用の挿入歌が用意されてるからね。
これまでのこむぎといろはのシーンを振り返りながら聴く『わんだふるぷりきゅあ!evolution!!』、めっちゃくちゃ涙腺にキてヤバかったな……(´;ω;`)
バトル要素が極めて薄い『わんぷり』でこんなにアツいシーンが見られるなんて……有り難う……有り難う……。
一緒におばあちゃんになりたいって台詞、そこまで深い意味は無いのかな。人間と動物の寿命のことを考えると、一緒のペースで老いていくことは出来ないわけで。適当な台詞選びをするとも思えないが……?
レジェンド達
昨年のシリーズ『ひろがるスカイ!プリキュア』と2025年1月より2期の放送が控えている『魔法つかいプリキュア!』が参戦。
あくまでも今回は『わんぷり』の映画なので、出番としては少なめ。終盤まではそれぞれが別の場所から普通にゲームをプレイしているだけ。
モフルンは事情があってペットを飼えない人に、動物だけじゃなくぬいぐるみも皆の気持ちを受け止めてくれてるんだよっていうことを見せられるとインタビューで回答されていて、成程なと。
モフルンの設定ありきで『まほプリ』出演が決まったわけではないと思うけど。
どうせなら変身シーンが欲しかったよねぇ。『ひろプリ』はキュアスカイだけフル尺名乗りでプリズム以降は名前のみの発声。
『まほプリ』は人数も名乗りの尺も短いからか集合名乗りまでフル尺。
直接的な戦闘をしない『わんぷり』チームとどう協力するのだろうと思っていたら、ムジナを追い掛ける『わんぷり』チームのためにムジナの端末を足止めするためにバトルという形であった。
たっぷり浄化技を見せてくれたのが嬉しかったね。ダイヤモンドエターナルとアップドラフトシャイニングの合体攻撃は燃えますわ。
発声こそ無かったが、今回もきっちりピンクトルマリンは使われてたなw
挿入歌『大好きのキズナ』、まさかバトル挿入歌だとは思わなかったわw
そんな俺にとって都合の良いサプライズある?w
『わんぷり』チームとの具体的な交流はED時に流れた止め絵のみ。
劇中には『まほプリ』2期に繋がる要素は無かったが、本編上映前に初出の本編映像を使った番宣が流れたので椅子から転げ落ちたわ。映像だけじゃなく主題歌もちょっと聞けたね。これはワクワクもんですわ。
フィニッシュ
映画限定のダイヤハートキーでプレミアキズナシャワーが発動。ダイヤモンドリボンスタイル自体はテレビシリーズと同じだったっぽい?
昨年ミラクルライトが復活したから今後はまたミラクルライト配布路線でやるんだとばかり思っていたが、そういうわけでもなかったでござる。
今年はゲーム内で配布されるフレンドリングが特典となっている。
ED
やーっぱり映画の後に聴くと気持ち良い曲なんじゃーん!やだー!
映像はナツキも含めた3世代のプリキュア達の交流が止め絵で描写されている。あれはアニマルタウンで動物見学ツアーをやっていたってことかな。
まとめ
昨年の対比でかなり低年齢層に振ってきた印象だったが、意外や意外、大分満足度の高い仕上がりとなっていてニッコニコである。
映画の中にサプライズを仕込もうというのは東映特撮脳に染まってきてるんだろうかw
ようやくスポットが当たった大福の活躍が嬉しかったですね。テレビシリーズでも喋ることはあるんだろうか。
次の映画が2025年に公開決定。このレベルの情報解禁度合いなら順当に1年後やろなぁ。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S
本編リンク
・わんだふるぷりきゅあ! 第32話「動物園の推しアニマル」
雑誌リンク
・アニメディア 2024年10月号
音楽リンク
・わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険! 主題歌シングル(2204/09)
映画リンク
・映画 プリキュアオールスターズF(2023/09)
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