【漫画】パタリロ! 47巻【感想/ネタバレ】
作:魔夜 峰央
「いわば育児のスペアタイヤです!」
1991年11月刊行物。
今回は長編『フィガロ』を収録。フィガロと名付けられたバンコランとマライヒの息子はお腹の中にいた頃から変わらず驚異的な成長速度を見せる。パタリロはこの摩訶不思議なベイビーの正体を暴こうとするが……。
フィガロを膝の上に乗せてミルクを飲ませているバンコランの図、とても微笑ましいよね。でも当時バンコランのファン達はどういう反応だったんだろう。まさか子供が生まれるとは思ってなかっただろう。
フィガロを新人類と判断し、抹殺しようと動き出す連中が。それにタマネギ9号の息子も巻き込まれて事態は一気にシリアスに。
子供達の生命が懸かっているクソリシアス展開なのに平然とギャグを入れてきて、それがちゃんと面白いバランス感、ほんと凄いよねぇ。
国王の友人の息子を助けるために、自身の息子を犠牲にする決意をした9号、胸をめっちゃ締め付けられる……。当時読んだ時って、そんなに強い衝撃を受けなかったのになぁ。
この9号の気高さを受けて、国王として死力を尽くすパタリロの格好良さよ。
死の世界で再会した9号の奥さん、赦されたって話になってたが何か罪を犯していたってことなの?作劇上の都合かな。
フィガロは光を司る人物と言われているが、その正体はまだ秘密なのね。
今は1歳児くらいの外見になってるが、今後大きくなっていくのかしら。
あれ、いつの間にか掲載誌が増刊号に移ってる?連載が長期化するにつれて、相応しい掲載誌が変わってきたってことんだろうか。
一方、花とゆめに掲載された相撲を題材にした短編2作が収録。全く関係無い短編が収録されるのってめっちゃ久し振りなのでは。
2本連続で掲載されているが、それぞれ独立した内容なのね。40巻『ジャポネスク』に登場した友人キャラみたいなのが出ていたが同一人物かしら。あまり深い意味は無いんだろうけど……。
燃:A 萌:B+ 笑:A+ 総:A+
シリーズリンク
・パタリロ! 46巻(1991/07)
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