妖怪青春白書 -雪雄くんと薫子さん-
「私は理解シたの…………人は、愛と勇気とローションさえあれば、どんな困難だって乗り越えられる!!」
「ローションの場違い感すごいな!!」
2013年11月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。『オオカミさんと亮士くんとたくさんの仲間たち 』から2年10ヶ月振りで、沖田さんが新シリーズを開始。
え、凄い長い期間、沈黙してたんだな……。
設定が気になって購入。
デフォルメキャラだけで構成された表紙は珍しい気がする。と思ったけど、ファンタジア文庫『RPG W(・∀・)RLD -ろーぷれ・わーるど-』があったな。
舞台は、人が思春期を迎えた頃に妖怪化する世界。めでたく身も心も結ばれた幼馴染みカップル、雪雄と薫子のイチャイチャな日常を描くというもの。
これといったトラブルが起きるわけでもなく、ひたすらに日常が描かれる。トラブルの影はチラついてるけれども。
うーむ、世界観やシチュエーションは良いんだけど、問題があってなぁ。何が駄目って、薫子が全然可愛くないぞ……。
狙ってる層がニッチ過ぎやしないか……?外見だけなら、まだしも性格や喋り方も結構とんがってるしさ……。
むしろモサモサしている雪雄の方が可愛いまである。
それに、雪雄がツッコミキャラであることが、やたらと強調されるんだけど、え、全然面白くない……。
それにボケがほぼ下ネタで、それを薫子が言ってるだけってのもなぁ。もっとこうエロい年上のお姉さんとかが言ってればテンション上がるんだが……。
と悪いところばっかり書いたけど、妖怪化した人間の日常描写はハートフルで良いと思います。
まぁ、それだけで書いていても売れないだろうが……。
ちなみに世界観共有なのかスターシステムなのか、『オオカミさん』のオオカミさんと亮士さんがゲスト出演しています。
そんな具合で新シリーズでした。次は出ても買わないだろうな……。
『オオカミさん』はまだ後日談的なものが出るらしいですね。
燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:A-
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