【ラノベ感想】ソードアート・オンライン018 アリシゼーション・ラスティング

ソードアート・オンライン (18) アリシゼーション・ラスティング (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

━━この世界の、
━━人々の心の輝きを、
━━受け取れ!!ガブリエル!!

2016年8月の新刊。約4日の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』20巻からは隔月刊行。
web連載版最終章『アリシゼーション』編も通算10冊にして、いよいよラスト。

今更、冒頭にキャラ紹介ページが。ホント今更だなw
セントラル・カセドラル突入くらいの時期には欲しかったところ。

さて、遂に仲間達の元へと帰ってきた黒の剣士キリトさん。これまでに出会ってきた人達の祈りを込めた剣で未来を斬り開くということで、PoHとガブリエルを次々と撃破。
正直、どっちもラスボスレベルの敵だろうから、1冊で連チャンで倒したのは惜しかったと思わないでもない。

よく考えたらフィニッシュブローが元気玉だった件。
いちいちオイシイタイミングでキリトさんのフォローに現れるユージオはズルいなw

強敵を倒して終わりといかないのが面白いところで、エピローグ的な内容にこれでもかと紙幅が割かれている。
アスナとアリスの恋の鞘当はもっとじっとりねっとりやっても良かったのよ。リーファとシノンは完全に蚊帳の外だったが……。

最後の最後にはカラーピンナップをぶち込んで、映画のエンドロールのような演出を。やだ、格好良い……。

コミカライズ作画担当やキャストを含めたアニメ関係のスタッフの名前まで載っていて、『SAO』というコンテンツがこれにて完全終了となるかのような雰囲気。
「ズド」で有名な中村貯子さんの名前もちゃんとクレジットされとるw

そんなわけで、この章だけで1シリーズ分の分量を備えていた『アリシゼーション』編、これにて大団円。4年半もかかったのか……。

感慨深いなぁと後書きを読んでいたら、しれっと2017年に書き下ろしで新章スタートと予告が載っていてひっくり返るわ。
それがエンドロールで触れられている知性間戦争の話ってことなのか。それともまずは映画と絡んだ話になったりとか。

いや、そりゃ映画やハリウッドのドラマを控えているこのタイミングで本編終了するわけにはいかないというのは理解るんだが、果たして『アリシゼーション』を上回る壮大なストーリーを展開出来るのかしら。

それに、ここまできたら『アリシゼーション』もアニメやろうぜ。『デュラララ!!』を分割3クールで完結まで持っていった電撃文庫なら楽勝だろ。
3クールあれば何とか収まるんじゃないかしら。脇役のドラマに尺を割いている部分が結構あるから、その辺を適宜カットしていけばやれなくないと思うんだけど……。

次は10月に……と思いきや、何と隔月刊行ではない模様。流石にキツくなってきたか……?と油断させておいて連続刊行とかやるのが川原さんなんだけど。

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン017 アリシゼーション・アウェイクニング(2016/04)
ソードアート・オンライン019 ムーン・クレイドル(2017/02)

著者リンク
アクセル・ワールド20 -白と黒の相剋-(2016/06)
アクセル・ワールド21 -雪の妖精-(2016/12)

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電撃文庫

Posted by お亀納豆