【ラノベ】ぼくたちのリメイク4 「いってらっしゃい」【4巻/感想】
著:木緒 なち イラスト:えれっと
「あんたはすごいのよ!私が保証する。今まで会って来た人間の中で、いちばん大きくて、刺激的で、予想がつかなくて、そういうとこが好きで、あこがれてて、だからそんな卑屈になんかならないでよ!」
ぜってえ、
なんとかするっっっ!!!
2018年4月の新刊。約1年1ヶ月の積み。5ヶ月振りの新刊。
前巻がすんげー盛り上がったから、ついつい優先的に読んでしまったじゃないか。
表紙は2018年の人妻になって色気を放ち始めたシノアキ。またしてもシノアキが表紙をかっさらう形に。
さて、絶望の中、やり直し後の2018年へと跳躍した恭也。そこではシノアキと結婚し、可愛い娘を設けた社会人の自分がいた。今、恭也がこの時間に来た意味とは……。
てっきり次巻への引きのためだけにシノアキと結婚した未来を提示したんだとばかり思っていたが、今巻はがっつり2018年でのストーリー。
2018年の恭也は中堅ゲーム会社勤務。持ち前の気質がそうさせるのか、自分自身が何者かも不確かな状態なのに、まぁみんなを上手くフォローすること。
社長の立場からしたら、大きな案件のリリース日を遅らせて信用を失うわけにはいかないから、何が何でもリリース日に間に合わせるという話。信用問題なのは全くもってその通りなんだけど、それならもっと入念にスケジューリングすれば済む話なんだよなぁ。てめーが無能だからこういう事態になってるんでしょうがよ。
事前にこの事態を想定して手を打っていた恭也の手腕に惚れ惚れする。例の決め台詞が来るぞ来るぞ……と期待させてからのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!っていう流れがお約束でほんと気持ち良い。
そりゃ同僚の河瀬川さんもフォーリンラブしちゃうんだよなぁ……。河瀬川さんが泣きながら恭也を肯定してくれるシーン、グッときた。
シノアキとナナコの容姿がそんなに変わっていないのに対し、河瀬川さんは随分と雰囲気が変わっていたな。置かれている環境の違いということなのかしらん。
またサブタイにミスリードを仕込んでいるんじゃないかと勘繰りながら読んだが、別にそんなことなかったわ……。
そして舞台は再びやり直しの大学生活へ。貫之が大学を去ることを止められなかったようだけど、彼の出番は暫くないのかしらね。
次は2018年9月に5巻、2019年3月に6巻。
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・ぼくたちのリメイク3 共通ルート終了のお知らせ(2017/11)
・ぼくたちのリメイク5 ぼくたちに足りないもの(2018/09)
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