【ボーダー】パーフェクトフレンド 新装版【感想】

著：野﨑 まど　イラスト：森井 しづき　キャラクターデザイン原案：kashmir

ガチャピンのような目で牛乳をすすっている。

可愛い。
メディアワークス文庫2019年11月の新刊。約４週間の積み。『小説家の作り方』から連続刊行。
いつから表紙のキャラは１人縛りだと錯覚していた？まぁ、オリジナル版のイメージを踏襲した結果なんだろうけども。よく見たら裸足なのも踏襲してる……。

さて、野﨑さんの独創的シリーズ新装版第５弾は友達とは何かを論じるハートフルコメディミステリー……？書いていて自分でもよく理解ってない。
それこそ中盤まではコメディ強めのノリでお送りしているのだが……。

ツッコミスキルの高い理桜（りざくら）が良いキャラしてるんだよねぇ。理桜っていう名前も凄く好き。理路整然とした美しさが感じられる絶妙なバランス感のあるネーミングだと思う。

これまでの著作の中で一番ギャグが多いのが本作だろう。リリカルリザクラと乳製品が飛んでいくシーンが毎回あるまほうつかいパピューの下り、ほんとすこ。

終盤に登場する魔法使いって『小説家の作り方』でちょろっとだけ触れられていた凄いハッカー７人の内の誰かなのかな。服装が似ているように思うのだが。
で、いつもの最高に気持ちの悪い読後感ですよ。

ところで野崎さんって文章を印象付けたいときに、わざと区切って書くの好きですよね。

大野たかしはバナナを食べた。

じゃなくて、

たかしは。
大野たかしは。
バナナを食べた。

みたいに書いてることがよくある。癖なのか意識的にやってるのか……。
次は同時発売の『２』。

燃：Ｃ　萌：Ａ　笑：A+　総：A+

オリジナルリンク
・パーフェクトフレンド（2011/08）

シリーズリンク
・小説家の作り方 新装版（2019/10）
・２ 新装版（2019/11）

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