パーフェクトフレンド
「私も理桜(りざくら)さんのことを眼鏡を取ったら実は美少女・コズミッククラス委員リリカルリザクラと呼んでもいいですか?」
「いつだ!!いつ私が眼鏡をかけたっ!!言ってみろ!!」
「ふふっ……内緒!」
「あんたきもいわよ!?」
メディアワークス文庫2011年8月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。野崎さん、5冊目の本で、『小説家の作り方』からは5ヶ月振り。
イラストは一迅社文庫『アンチ・マジカル 』でお馴染みのkashmirさんか。全然気付かんかったわ。
さて、今回は大人びた小学生、理桜と天才少女さなかの交流を描いた友情ミステリらしい。
まぁ、ミステリと言って良いのか……?という展開なのはいつもの通り。
メインキャラが小学生になったためか、いつもより電撃文庫に近いノリ。かと言って、電撃文庫から出せば埋没間違い無しだがw
中盤までの展開なら児童書でもいけそうだよな。
今までの作品の中では一番コメディ要素が強いかな。
ゼクシィくしゃみは酷いw
いやしかし、どうせ最後の最後で、ひっくり返すんだろ?って判り切って読んでたけど、それでも最後の最後でデビュー作『[映]アムリタ』と繋げられて、ZOKUZOKUしてしまったわ。
これ、読んでる間に気付いた人居るんだろうか。
ただ、『[映]アムリタ』読んでない人は( ゜д゜)ってなると思う。
ってか、さなかの父親って、やっぱり……。
いやぁ、この人の作品好きだわ、俺。
燃:C 萌:B 笑:B+ 総:A+
新装版リンク
・パーフェクトフレンド 新装版(2019/11)
著者リンク
・[映]アムリタ(メディアワークス文庫、2009/12)
・舞面真面と仮面の女(メディアワークス文庫、2010/04)
・死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~(メディアワークス文庫、2010/10)
・小説家の作り方(メディアワークス文庫、2011/03)
・2(メディアワークス文庫、2012/08)
・独創短編シリーズ 野崎まど劇場(電撃文庫、2012/11)
・なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る(メディアワークス文庫、2013/04)
・know(ハヤカワ文庫JA、2013/07)
・バビロン Ⅰ -女-(講談社タイガ、2015/10)
・HELLO WORLD(集英社文庫、2019/06)