【ラノベ】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 アンソロジー4 オールスターズ【俺ガイルアンソロジー4巻/感想/ネタバレ】
著:渡 航ほか イラスト:ぽんかん⑧ほか
「……先輩の性癖歪んでるの、お米ちゃんのせいでは?」
2020年4月の新刊。約6日の積み。3巻と同時発売。
アンソロ連続刊行ラストの表紙を飾るのは誰あろういろはすであった。まぁ、女の子を4人選ぶとしたら、この人選だよなぁ。あざとい流石いろはすあざとい。
さて、最後のテーマはオールスターズ。オンパレードと何が違うのん?と言ってはいけない。えっ、実質差は無いよね……?明確に何かテーマで分かれていたりするのかしら。
石川博品さんは『俺ガイル』を読んで育った少年の物語というトップバッターからとんでもない変化球をぶつけてきてます。
こういう変化球を平気で投げてくるからこそコアなファンを獲得するに至ってるんだろうな。『先生とそのお布団』でも漂っていたしんみりさを感じることが出来る。
王雀孫さんは文芸部のリレー小説を何とかかんとかするお話。短編の中で、様々な文体を使いこなしていてわろける。三浦さんのハッシュタグ連打がじわじわクるw
川岸殴魚さんは葉山の迷いを描く。戸部がツッコミ役として配置されてるのがめちゃめちゃ新鮮だな……。三浦さんでも良かったのでは……。
境田吉孝さんは平塚先生の婚活エピソード。ふえぇ、胸にグサグサ刺さってくるよぉ……。平塚先生、よく心折れずに何度もチャレンジしてるよね……。
シリーズを追い掛けている間に平塚先生の年齢を越したと思われる、どうも私です。
さがら総さんは未来の戸塚と材木座のお話。なかなか面白い取り合わせである。当時の2人そのままに成長したのではなく、良くも悪くも時の流れを感じさせる変わりようが興味深い。
電話越しでのみ登場した八幡から漂うカッコメンっぷりが辛い。
いやしかし戸塚が月だなんて実質キュアセレーネで夜空に輝く神秘の月明かりなんだよなぁ。
天津向さんは八幡と川崎さんのお話。川崎さんの台詞ブレてない?大丈夫?
そこまで難しい文章にせず進行してきたのに、最後の方で急にシュレーディンガーとか言い出すのイキってんなぁw
理解る、隙あらば言いたいよね、シュレーディンガー。
渡さんはいろはすにスポットを当てながらも、各ヒロインが目立つような構成で。やだ、真っ当ならぶこめの気配……。ピーチパイ食べたくなってくる……。
アンソロ参加者の著作タイトルをネタとして文中に仕込んでいくのはきっちりしてんなぁ、と。
いやしかし結衣もいろはすも全然諦めてないじゃーん。略奪愛上等ってことなのかね。いろはすの手の上で転がされたい人生だった……。
ってな具合でアンソロ4冊、これにてフィナーレです。渡さんの後書きからすると、まだ関連する何かを出す予定はある筈だが、果たしてちゃんと刊行されるんだろうか……。
理想を言えば、その何かを放送延期中の3期が開始出来るタイミングでばちこり刊行出来れば良いのだが。
燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 アンソロジー3 結衣side(2020/04)
本編リンク
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 14.5巻(2021/04)
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー: オールスターズ (4) (ガガガ文庫 わ 3-28)
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