【ラノベ】神曲奏界ポリフォニカ ノスタルジック・クリムゾン【9巻/感想】
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇
「でも…………ずるいよ」
「どうあっても私じゃ勝てないよ……あんなに綺麗で、あんなに格好良くて、あんなに強くて、あんなに━━一途で」
「…………」
「私が男の子だったら、悩む余地なんて無いもの」
「精霊だぜ?」
「でも女の子だよ」
約2週間半の積み。いつもなら『ポリフォニカ』は最優先消化対象なんだけど、それを上回る優先消化対象があったので、なかなか読めませんでした。
『ポリフォニカ』の文庫自体が3ヶ月振り。『赤』は実に1年半振り。本編進行は2年1ヶ月振り。まさか、こんなに止まっていたとはな……。
ちなみに『クリムゾンS』最終巻からは7ヶ月振り。
通算55冊目。シリーズ第9弾。『インタルード・ブラック』と同時発売。
表紙にはコーティと一緒に謎の幼児が登場。『赤』の表紙にコーティ以外が登場するのは初めて。
一見、ようじょと見紛うその精霊は何とリオネイル・フラメル・エリュトロンの転生した姿だった。つまり男です。
つーか、口絵でネタバレしちゃ駄目だろw
口絵と言えば、ユギリ姉妹がやたらエロいので誰か何とかしてください<意味不明
今回はコーティが転生したフラメルを連れ帰ったことでストーリーが展開するが、今まで以上に他シリーズとの関連が深い内容となっている。
ストーリーとしては、いつの間にかペルセルテがフォロンへの恋心をはっきりと自覚していた件。話が動くこと自体は歓迎なんだけど、この動き方は終わりに向かう動き方だよなぁ。
あとは、ダングイスのことに触れるシーンがあって何だか感慨深かった。果たして社会人編でのスーパーダングイスタイムはあるのか。
『黒』とは世間を騒がせている誘拐事件の話で絡みが。ただ、後書きによると、大迫さんが亡くなったため、キャラのブレがあるかの確認が出来なくなったので、『黒』キャラの登場は最低限になってしまったんだとか。それは寂しい話だ。
『白』に関してはプリムローズとフラメルが死亡することが確定。これは『白』のラストがハイパーネガティブ展開確定と思ってよろしいか。
と言うか、すげーネタバレだと思うんだけど、良いのかしら。
あとは、ナノポニートっぽい人が出て来たんだけど、その正体は……?レブロス自体は滅んでるんじゃなかったけ……。話が停滞している間に、どんどん設定を忘れていってるぜ……。
『TRPG』からはトウヤ神曲楽士派遣事務所の面々が登場。よっぽど気に入ったんだなw
出て来たのはバーセル、ネルグリッド、ローゼリエあたりだっけか。
設定的に気になるのは精霊と神曲楽士のアイドルユニットち☆か。何これ、伏線だったりするの?
それと、日本人っぽい名前の人が居ても、必ずしも異邦人というわけではないそうで。貴族の血筋には普通にそういう名前の人が居るとか何とか。設定の破綻を防ぐための措置なのか?関係無いか。
『エイフォニック・ソングバード』の連載が終わって、ゲーマガを買うことはなくなったものの、可能なときは立ち読みでポリマガのコーナーだけチェックしてたんだけど、今号はどうも載ってなかったっぽい。もしかしてコーナー終了しちゃったの?
次は『インタルード・ブラック』。
燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-
新装版リンク
・神曲奏界ポリフォニカ ノスタルジック・クリムゾン 〈クリムゾンシリーズ9〉(2017/09)
シリーズリンク
・神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン(2009/04)
・神曲奏界ポリフォニカ ルックバック・クリムゾン(2011/07)
著者リンク
・神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS⑥(2010/03)
シェアード・ワールドリンク
・神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <5>(2010/09)
・神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック(2010/10)
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