【ラノベ】楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち【4巻/最終巻/感想/ネタバレ】
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂
「僕の奥さんは、六人だぁ!」
2016年9月の新刊。約3年7ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙とタイトルから漂う打ち切り完結臭よ。
さて、続々と増えるルドヴィークの愛妾達に、自分の気持ちを整理し切れなくなったカテリナ王妃は母国へと逃げ出してしまう。ルドヴィークは愛妾達に背中を押され、妻を探す旅に出る……。
ルドヴィークの周りに女の子が増えれば増えるほど、彼への気持ちを自覚してしまうカテリナ王妃、切ないやんけ……(´;ω;`)
1巻から言われていた、七番目は決して手に入らないという話、まさか本当に手に入らずに終わるとは。元から、人生において何かを選ぶ、ということを描きたかったということかしら。
スザンカが超重要キャラだったとはな……。
駆け足だったとはいえ、未来も少しだけ語られて最低限きっちり語るべきポイントは語られた印象。
総評
そんな具合でハーレムという売れ線要素をぶち込んだもののあまり奮わなかったファミ通文庫『楽園への清く正しき道程』全4巻、これにてフィナーレ。足掛け10ヶ月。やっぱり打ち切りなんやろなぁ……。
やっぱり野村さんの得意な分野とラノベの流行がぐんぐん乖離していってるのが良くないんかな……。このシリーズが刊行されていた頃って、まだラブコメブームが始まる前くらいだったか……。
ハーレムという要素を取り入れながらも野村さんの持ち味をしっかりと染み込ませた作りが良い読み心地であった。
野村さんのことだから、各キャラに死ぬほど細かい設定を作ってんたんだろうな……。
次は2020年6月に新作『むすぶと本。』。
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです(2016/05)
著者リンク
・むすぶと本。 『外科室』の一途(ファミ通文庫、2020/06)
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