【特撮】仮面ライダーゲンムズスマートブレインと1000％のクライシス【感想／ネタバレ】

「私は知ったのだ。愛こそが私のエンディングを変えることを」

神は不滅だァ!!

2022/04/17、TTFCにて配信。全世界に衝撃を与えた『仮面ライダーゲンムズ』から１年、毎年の恒例行事と言わんばかりにまたもや新作が登場。

尺は15分程度。高橋さん脚本に柴崎監督。前作は諸田監督だったので、そこはスケジュールの空いてる監督をアサインしてるってことか。
世界に迫る新たな脅威ZEIN（ゼイン、善意）。世界をより良くする意志であるが、行き過ぎた思想はやがて世界のために人類を消去するという結論に行き着く危険性を孕んでいるらしい。そんな感じの話はＶシネでもやってましたね。何だか話が壮大になってきたな……。

この危機を察知した垓はアークを利用して、これに対抗することに。その一環としてヒューマギアのブランクボディを介して、ネットに漂う黎斗の意識を拾い上げようとするが……。
秘書型ヒューマギアの厘も引き続き登場。正直アズよりも好きかもしれない。

仮想空間の中では社長繋がりで天ヶ崎恋も登場。話に絡んでくるのかと思いきや出オチじゃんｗ
小手さん、よくオファー受けたな……。
更には速水さんボイスでアークも登場。悪意がどうのこうのというより、予測を超えた世界を確かめたいという感覚になっているみたいだから脅威度としては低い……のかな？

ヒューマギアになっても黎斗は黎斗。幻夢コーポレーションを再興させるため我が道を行く。ジャケットの下に父の遺影を仕込んでるのシュール過ぎるだろｗサイズ感がおかしいんだよｗ
そんな彼を従わせるにはゲームで戦って勝つしかない。垓はわざわざ黎斗にゲーマドライバーとプロトマイティアクションＸを与えて彼を変身させる。

一方、垓はアークドライバーワンと新たなプログライズキーで仮面ライダーサウザンドアークに変身。キーはアークワンプログライズキーの瞳部分も色が違うバージョンか。まーた亜種を出しちゃって……。

サウザー初のパワーアップは改造スーツの集合体のような姿で。頭部はザイアのリカラー、上半身はアークワン、下半身はザイアそのままといった感じか。大元のサウザーのデザインが元々悪役寄りだからか違和感無く綺麗にまとまっている。
垓は変身する時にダメージを受けるような描写があったためノーリスクで力を使っているわけではなさそう。

これに対抗するため黎斗はバグヴァイザーを使ってアークの力をラーニング。幻夢無双ガシャットを生み出した。こちらはガシャットギアデュアルのリデコか。無限に玩具が増えるね！
変身シーン、やたらめったらに凝っていて笑うわｗ
スーツはエグゼイドムテキゲーマーの改造なんだけど、結構しっかりいじってあって新規と言われても驚かないぞ。

父との愛の結晶ということでポーズ能力も習得。
これでエグゼイドのパワーアップの歴史を辿り切ったな。まだこの先があるのだろうか……。

ハッスルする黎斗を遠くから見詰める謎の女性、その名はスマートクイーン。演じるのは『５５５』で真理を演じた芳賀優里亜さん。そ、そうきたか～！それは予想出来んかった……。ってか別人としての出演なんかな。流石に真理がスマートブレインに下ったなんて展開にしたら炎上しそうだし……。
誰かの指示で黎斗を監視していたようだけど……？いやしかし芳賀さん、年とってなくない？

ＥＤは前作から引き続き『GAME CHANGER』。前作のように前後編構成かと思いきや、１本限りで終了。
いやいや、この内容でタイトルにスマートブレイン入れちゃ駄目でしょ。あるかも分からない次作への布石にしかなってないですやん……。

普通なら明らかに続編がある終わり方なんだけども、TTFCオリジナル作品は現状投げっ放しのままの『セイバー×ゴースト』の前例があるからな……。
続きがあるとしたらまた１年後かなぁ。キャストを揃えるだけでも一苦労しそうだが……。これ、その内、Ｖシネクストくらいはやりそうだよな……。

燃：A+　萌：Ａ　笑：A+　総：A+

シリーズリンク
・仮面ライダーゲンムズ－ザ・プレジデンツ－　Chapter２（2021/04）
・仮面ライダーアウトサイダーズ　ｅｐ.０「ゲンムズのおわりと計画のはじまり」（2022/10）