【特撮】仮面ライダーガッチャード　第12話「暴走ライナー！暗黒ライダー！」【感想／ネタバレ】

「今から君の字は暗黒の破壊者━━仮面ライダードレッドだよ」

ＯＰにライトニングジャングルが追加。
針馬調査官は冥黒の三姉妹の信奉者だった。10年前、暗黒の扉が開かれるのは阻止されたが、それが納得いっていないとか何とか。この10年前というのが久堂風雅がケミーを持ち出した事件の年か。
彼女の腕に不気味な痣が浮かんでいるのは禁じられた空間の再錬成を使っているからとのこと。

そんな針馬調査官、アトロポスに用済みだとあっさりと処刑されてしまうのであった。やることがえげつない幼女やでぇ……。
アトロポス、棒読みに近いんだけどそれが逆に不気味さに繋がっていて見せ方が上手いというか。

冥黒の三姉妹が実験体として選んだのは錆丸だった。彼の持つ豊富なケミー知識が目をつけられてしまったようで。
使用するのはケミーカードを複製したレプリケミーカード。絵柄はダーク風味にアレンジされているのね。これ、コレクター勢は大変やろなぁ……。

錆丸はレプリスチームライナーをドライバーにセットして変身。ゴリゴリに敵らしいデザインで素直な格好良さがある。共闘出来るとしても最終盤ってところかなぁ。
他のケミーカードは技の発動時に使用する形。公式サイトによると全て使い捨てらしい。変身と技発動でスロットが異なるのね。

ガッチャードはフォームを次々と切り替えて、ドレッドはケミーの特性を活かした技を発動して激突。ここで錆丸のケミー知識が効いてくるわけか。ケミーの能力を的確に使ってくるドレッドに大苦戦。

福沢監督の方針か、今回はアカデミー側と三姉妹側での生身アクションも多くて見応えがありましたね。
ミナト先生の掌を縫い付けて動きを止めるクロトー、えげつないな……。

絶望的な状況の中、UFO-Xが宝太郎に授けてくれた白い剣。剣を手にした宝太郎の中には新たなガッチャードのビジョンが。
彼がエクスガッチャリバーと呼ぶと、白い剣は鮮やかに色づいた。これ、よく理解らんよな。その場で命名したというよりは名前を知っていたという風に見えたが……。

状況を注視していた釘宮調査官。レベルナンバー10にぶつける人材として宝太郎を利用しようとしている……？その目的は一体……。レベルナンバー10の力を錬金連合の支配下に置きたいとかそういうことかしら。

初めて死を身近に感じた宝太郎は大きなショックを受ける。軽い気持ちでヒーローをやっていた宝太郎に大きな試練が訪れる。傷メイク、やり過ぎじゃね？ってくらいボロボロで事態のハードさを物語っているな。

暫くは錆丸を取り戻すのが目的になるんだろうか。完全に操られているというわけでもなく、ギリ錆丸の心が抵抗している状態。
錆丸がこんな早いタイミングで変身するというのは意外性があって良かった反面、変身するならするでもうちょっと導線を引いておいても良かったんじゃないかという気もするんだよなぁ。
良いよ良いよ～、やっぱり縦糸が太くなると面白くなってくるじゃな～～～～い!!

冬映画のタイトルが『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード＆ギーツ最強ケミー★ガッチャ大作戦』に決定。
タイトル、キービジュアル、タイトルロゴ全てからいつになく低年齢向けオーラを感じるんだが、どういう意図なんだろう。
まぁ今は戦隊の対象年齢が高めになってるからバランス取りとしてはアリかもしれんけど……。

宝太郎のお母さん役を務める南野陽子さんの旦那さんが横領で逮捕されてしまった。おいおい、大丈夫なのかよ……。殺人とかそういうどえらい事件ではないとはいえ、番組の性質上どうなんだろう。
東映さん側がＯＫでも南野さんが辛いとかそういうこともあるかもしれぬ。うーむ。

燃：A+　萌：A-　笑：Ｃ　総：A+

エピソードリンク
・第11話「キャッチ！スパイだ!?ライダー失格！」
・第13話「とりもどせ！ユージョー×フォーエバー！」

配信リンク
・仮面ライダーガッチャード　第12話「暴走ライナー！暗黒ライダー！」オーディオコメンタリーバージョン