【ラノベ】世界の危機はめくるめく! 7巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:佐藤 了 イラスト:藤真 拓哉
「俺にもっと、スカートをめくらせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
2011年1月の新刊。約11年9ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
最終巻ということで表紙はウェディングドレス風衣装の穂香とリーナ。清美は短編集の表紙を飾ったから、こちらではお休みか。
さて、遂に目前に迫った大魔王の復活。滅びに向かう世界の中で次々と明かされていく真実に真吾達の心は絶望に染まっていって……。
スカートめくりだイヤッホォォオ!!と言っていた頃のテンションは見る影も無く、ひたすらにシリアスな展開が続く。
このタイトルにそういう真面目さを求めるか?というところは疑問点ではあるけど、単純にシリアスなストーリーがきっちりしていて楽しめたね。
ところで梓川先生可愛いな……。
次元がめくれるなら……ということで写真を使った未来視や限定的な時間遡行も可能になった真吾の能力。流石に拡大解釈が過ぎるでしょw
みんなのために敵側に回った穂香を取り戻すため、最後は能力を使わず自らの手でスカートをめくるという原点回帰を繰り出して、これは良かったねぇ。
いやしかしこれはもうスカートめくりを通り越して半ば脱衣なんだよなぁ……。
6巻読んだ時に予想していた通り、結論は先延ばしのハーレムエンドで笑ってしまった。そこはバシっとキメてほしかったような。この時代はハーレムエンドの方が多い傾向だったけな……。
総評
そんなわけで無限のファンタジーをお送りするファミ通文庫『世界の危機はめくるめく!』本編7巻+短編集1冊の計8冊、これにて完結。足掛け2年7ヶ月。
スケベキャラは定石ながらスカートめくりという要素に着目したのが興味深かったね。
ただ萌えと燃えの両輪が佐藤さんの持ち味とは言うけど、このパッケージングならもうちょい緩い内容の方が良かったかなぁ。
この10年で藤真さんの画風って大分変ったようだけど、現在の画風で穂香達がどんな感じになるかちょっと気になりますね。
佐藤さんはこの後、数冊を本を出したが振るわず筆を折ったということかな。Twitterは細々ながら稼働しているようだけど……。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・世界の危機はめくるめく!∞(2010/09)
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