【舞台】風都探偵 The STAGE【感想／ネタバレ】

「合わせて80歳くらいよ？」

2023/01/25大千秋楽。
『仮面ライダーＷ』の続編コミカライズ『風都探偵』がアニメ化に続いて舞台化。メディアミックスがトントン拍子過ぎるんだよなぁ。
俺はアマプラやTTFCで見られるようになったら見よっかな～とぼんやり思っていたんだけど、ライブ＋アーカイブ配信がU-NEXTで見られるっていうじゃない。そりゃチェックするよね～。

あっ、場面に応じて調整してくれるカメラで視聴するのの他に、ずっと全景で視ることも可能なのね。
内容は第１のエピソード『ｔに気をつけろ』をそのまま舞台化。それだけかと思ったら、オリジナル展開も交えながら裏風都の面々とぶつかり合うところまでが繰り広げられて、かなりのボリュームとなっている。

翔太郎役には『仮面ライダーべイル』の記憶が新しい和田雅成君。
フィリップ役の木津つばさ君は声質がアニメ版に近いのね。偶然なんだろうか。
亜樹子役には『令和ザ・ファースト・ジェネレーション』でタイムジャッカーのフィーニスを演じた生駒里奈さん。
ガチで『Ｗ』が好きらしくて思い入れが半端無い。アニメ版亜樹子っぽさが凄かったね。テンションの高さがそっくり。
持ってたおやっさんの写真って吉川晃司さんが写ってたっぽい？

万灯役には『Ｗ』本編で霧彦さんを演じた君塚ユウキさんが。これは意外も意外なキャスティングだったよね～。
ときめもそうだけど、『風都探偵』から登場するようになったキャラは実写化すると違和感バキバキであるな……。

唯一、刃さんだけが『Ｗ』本編から続投のオリキャス。何かもう貫禄が凄いよねぇ。なだぎさんからしたら、むしろ舞台に立つ方が本職ってことになるのかな。
風都イレギュラーズもそれっぽい装いで沢山登場。しっかり出番としてあったのはウォッチャマンくらいだけど。

立川さん役は松本寛也さん。何してんねん、スーパー戦隊親善大使ｗ
塚田Ｐ繋がりで呼ばれたのかしら。『リバイス』の詐欺師グループといい、この人、ライダーに来ると何で悪人になるんだろう……。塚田さんにも悪人面って言われたらしいけどｗ

客席誘導等も含めたナレーションは立木さんが担当。メモリの音声以外にこんな形で出て来るとはｗ

まさかバイクアクションまであるとは思わなかった。どうも乗ってるは和田君じゃなくてメットで顔を隠した別のキャストっぽいけども。
バイクを乗せた台を黒子がぐりぐり操作してる画が何とも間抜けだけど、舞台ってのはそういうもんなんかなぁ。
全てではないがＷのフォームチェンジも。しかしガイアメモリをドライバーに差し込むのノールックでやるのめちゃくちゃ難しそうなんだよな。ガチャガチャもたつくとマイクが音を拾ってしまうという辛さよ。

ストーリーは特に改めて言うこともないんだけど、要所要所に入ってくるなだぎさん主導のハイパーコントコーナーがめっちゃ笑えましたね。爪痕を残そうとし過ぎなんだよなぁ。キャストを絶対に笑わせてやるという強い意志を感じるｗ

霧彦さんをゴリゴリにイジった上で、ムスカ大佐のモノマネ経由で園咲琉兵衛のモノマネまでぶち込んでくるの面白過ぎでしょ。どこまで掘り下げていくねん。この下りだけで１時間くらい見たいｗ

挿入歌はこの舞台のために新しく作ったものかな？
スクリーム・ドーパントとオーロラ・ドーパントのスーツまで用意するとは思わなんだ。特にオーロラ、よく造ったな……。
劣化版メモリで変身したと言われていたスミロドン・ドーパントのスーツは当時のスーツなんだろうか。

そんな具合でまさか声出して笑うような内容になっているとは思わなかった舞台版でした。次があるとすれば、どうせなら舞台用にオリジナルストーリーをやってもいいんじゃなかろうか。

燃：A+　萌：A-　笑：A+　総：A+

原作リンク
・風都探偵 01巻（2018/03）