【漫画】SPコミックス版 サバイバル 11巻【感想/ネタバレ】
作:さいとう・たかを
「〝楽〟な生活になれすぎた人間は過酷な環境にはもはや適応していけないんだ…」
耳が痛ぇ。
1989年5月刊行物。
イノシシに挑むサトルとシロだったが、反撃にあいシロが重傷を負ってしまう。サトル、上手く出来ないと言いながらもシロの傷を縫うってめちゃくちゃ凄いことしてない?
で、シロの仇をとる意味も込めてイノシシとの再戦。罠を駆使したとはいえ、実質タイマンでイノシシに勝ってしまうとは……。
動物の解体もすっかり慣れてしまって野生児としての成長度合いが凄まじい……。
のろしが上がっていた場所へ向かう道中で突然起こったシロとの別れ。うぅ、絆を深めていたパートナーとの別れは辛い……。
そんなシロが野犬の群れに加わる番外編的エピソードも。野犬達の顔つき怖過ぎてないてしまった。
ようやくのろしの元へと辿り着いたサトルだったが、既に人々はそこを発った後だった。残されていたのは病気で足手まといの人達で。
サトルは病気の男性を励まそうと意気込むが、彼は健康な娘と共に自殺を選んでしまうのであった。
おじさん、娘がこれから辛い思いをするくらいならいっそ死んだ方が……という気持ちで死を選ぶのは否定出来るものではないよなぁ。
周りに人がいたからってどうしようもない状況だったろうし。一方、サトルからしたら傍に人がいるだけでも有り難いのに何で死ぬねんって話でなぁ……。何でそういう辛い展開にするのぉ……。
これ、父娘が一緒に死ぬってことを読む直前まで忘れてたから余計にショックだったわ……。
何を食ってでも生き延びてやると考えながらも、ある程度腹が満たされている時は傷ついた鳥も助けてしまう。善性を捨て切れないから余計に辛いんだよなぁ……。
そんなサトルは病人を置いていった人達を追い掛けるが、道中でその人達が全滅しているのを発見。食料が手に入ったとはいえ、これは……。
そして新たに人が住んでいると思しき場所に辿り着いたが、何やら不穏な気配が……?
燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・SPコミックス版 サバイバル 10巻(1989/03)
・SPコミックス版 サバイバル 12巻(1989/06)
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