【ラノベ】僕が答える君の謎解き２ その肩を抱く覚悟【２巻／感想／ネタバレ】
著：紙城 境介 イラスト：羽織 イオ
「━━明神さんがなんて言ってようが関係ない！勝手に助けちまえ!!」
2021年９月刊行物。約２ヶ月２週間半の積み。７ヶ月振りの新刊。
凛音が保健室登校になるきっかけを作ったクラスメイト、紅ヶ峰（こうがみね）さん。彼女は凛音に謝る機会を窺っていて……。
相手が誰かに関わらず、証拠無く罪を断定される人を放っておかない透矢。相手が先生であってもあんなに勇ましく庇ってもらったら、そりゃ好きになっちゃうよねぇ。
カンニング疑惑を仕込まれるの怖過ぎるでしょ。こっそり机の中にカンニングペーパー入れられたら回避出来なくね？まずそもそも自分に疑惑を被せられるって考えを持ってないもんな……。
クラスのあるべき姿を規定し、その姿を維持するために暗躍するクラスのお母さん、和花暮諏由（わかぐれ・すゆ）さん。
いきなりおぞましいキャラが出て来るじゃん……。日常の謎を解き明かしながらいちゃいちゃしてるだけで良かったのに。
透矢と和花暮さんの戦いは臨海学校から。紅ヶ峰さんと和花暮さんの水着姿に挿絵があるんだけど、ただの色違いなのおかしないか……。どちらもビキニなのはおかしくないが、もうちょっとデザインで差別化すべきだったのでは……。
殆どの人がまぁいいかで済ませちゃうことを深掘りしないと気が済まないタイプって辛いよな～。自分が異質であることを自覚させられる＋深掘りが難しいで二重のストレスを受けることになっちゃうんだもんなぁ。
透矢への気持ちを自覚しながらも彼が凛音のために動くよう背中を押す紅ヶ峰さんが切なくて切なくて。
事件解決後に透矢にアプローチするも、肝心のそのシーンは描写されず、代わりに凛音無双が始まるのであった。
ラブ寄せ大幅モリモリになったのは良かったが、紅ヶ峰さんが割を喰ってる感があるのがつれぇわ。
この完結ともまだ続くともとれる微妙な終わり方よ。宿敵となっていきそうな登場の仕方をした和花暮さんとも一定の決着を見せちゃったからこのまま終了でもおかしくはないのよね。
まぁ２年以上新刊が出てない時点でお察しってことかなぁ。
燃：A- 萌：Ａ 笑：B+ 総：Ａ
シリーズリンク
・僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない（2021/02）
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