C^3 -シーキューブ- Ⅶ
著:水瀬 葉月 イラスト:さそりがため
「居場所があるというのは幸せなことだ。人も、犬も……道具もな」
約二ヶ月三週間の積み。四ヵ月振りの新刊。これまた表紙のフィアが可愛いんだな。しまぱんは帯でもギリギリ隠れません。
帯に「ハレンチイベントももりだくさん♪」って書いてあって吹いたw
居間に放置してたよ……(´・ω・`)
さて、今回は電撃文庫MAGAZINEに掲載された、フィア、このは、黒絵、サヴェレンティにそれぞれスポットを当てた『さいどびゅー』編と書き下ろし二本を収録した短編集。
雑誌掲載分に関してはカラー扉イラストを完全収録。嬉しい反面、口絵の描き下ろし量が減っているので手放しには喜べないなぁ。
挿絵は新たに描き下ろされた模様。
また時系列順に収録してあるそうな。
コメディよりの短編ということで、グロ戦闘は無し。でも呪われた道具であるフィア達の悲哀みたいなものもきっちり描かれているという隙の無さ。
『上野錐霞を懐かせる方法』
描き下ろし一本目。よく考えたら『さいどびゅー』ではいんちょーさんそっちのけでサヴェレンティの短編が載ってたんだな。
というわけで、いんちょーさん派フルボッ○確実のネコミミいんちょーさん登場の巻。人格が完全に猫化してしまったのが残念と言うか何と言うか。
『とある出会いの死亡遊戯』
タイトルが『禁書目録』っぽいのは全くもって気のせい……なんてことはなく、パクったって後書きで宣言してました。
それはまた春亮が中学生だった頃の物語。黒絵が初めて夜知家にやって来たときの話。
中学生でショタっぽい春亮は一部の層にウケそうな気がする。
ヒロイン勢の中で一番先輩なのはこのはなわけだが、後発ヒロインに色々持っていかれてる気がするなぁ。不憫じゃ……(´・ω・`)
それぞれの短編の間には研究室長国の新キャラの解説付きの禍具事典が。水瀬さんは最初、おまけで禍具誕生グロ話を書きたいと言って却下されたらしい。流石、汚れ無きようじょ作家、考えることが違うぜ……!
何故メディアミックスの可能性を閉ざす方向に進むんだw
あれ、巻末ラフのページ少ない……。
そう言えば、同レーベルの『タロットの御主人様。』の短編集はナンバリングから外してあったなぁ。こっちは普通にカウントされてるけど、どういう違いなんだろう。著者と担当さんの好みなんだろうか。
燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A
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