まぶらほ~凜の巻~

まぶらほ 凜の巻 (富士見ファンタジア文庫 99-26)

著:築地 俊彦  イラスト:駒都 え~じ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて、『まぶらほ』第四のシリーズはヒロイン毎にスポットを当てた中編集。トップバッターは一番人気の凜。つーか、他のヒロインの本は出るんだろうか。これ一冊きりな悪寒が物凄いするんですが。どうせなら五人とも出してほしいよな。いや、いっそ「和樹の巻」とか。絶対売り上げ、いつもより少ないやろうけどw

 

『遠州悪霊退治』

  そう言や神城家は退魔の家系だったなぁ。上手いことすりゃスピンオフで別シリーズ出来そうだよな。

 

『剣豪少女演劇不始末』

  B組と絡んで、サービス要素ありのハチャメチャエピソード。

  B組の面々の暴走っぷりはやはり楽しいが、『凜の巻』なんだから、もっとサービスシーンがあっても良かったんではないかと思う。つーか肝心のラブコメ相手の和樹が殆ど出てねーじゃん。

  いやしかし、SKHNSHSO(沙弓様に身体中ハチミツで塗りたくられて森林に放置されたまま生涯を終えたい)には吹いた。

 

『復讐血刀』

  何故か、これだけメイド編の世界の話。リーラがゲスト出演。一本目と同じく、これも真面目エピソード。

 

  そんなわけで、『凜の巻』でした。凜ファンに対するサービスというよりは、築地さんが書きたい話を書いたという印象を受けた。いや、詰まらなかったわけじゃないんだけど、タイトルからすると、もっと萌え成分が多い方が趣旨に沿うかなと思うわけですよ。

燃:B  萌:A  笑:A  総:A