【映画感想】映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!

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「みらいと一緒にいたいモフ━━━━!!」

クマ━━━━━━━━!!

概要

さあ、今年もやってまいりました秋映画。大人気マスコット、モフルンがプリキュアになるということ、前売り券の売り上げ実績が前年比400%越えということで大層話題になった本作は、プロデューサーに神木優さん、監督タナカリオン、脚本が田中仁さん、作監に上野ケンさんと『ゴープリ』の主要スタッフが再集結。
これで傑作が出来ないわけないでしょ……という布陣でビビる。毎度のことながら楽しみ過ぎて緊張するw

春の時点で発表されていた「モフルンに大事件が起きる」はプリキュア化のことだったのか。
今年も5分程度のデフォルメキャラによるフルCG短編がある。

『キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!』

昨年と異なり、今年はキャラが喋る演出に。ミラクルライトを使った魔法で、ミラクルとモフルンが魔法の掛け合いをして遊ぶ構成。
モフルンの毛並み、アップで見るとちょっと怖いな……。

まさかのキュアフローラ登場がサプライズ過ぎる。ミラクルが魔法で変身するだけなのでキャストは高橋さんのままなのだが、インパクトBATSUGUN。
東映のマスコット猫まで出て来るとはw

ED『正しい魔法の使い方』と共にダンス。これはテレビシリーズで先行公開されていたので、特筆することは無いか。

マジカルとフェリーチェのモデルがちょろっとだけでも出るかと思っていたが、そんなことはなかったんだぜ。
この短編併映システムは暫く継続しそう。

導入

最も純粋で大きな願いを叶える願い石の、100年に一度の復活を祝福する大魔法フェスティバル。願い石に選ばれたのは何とモフルンで……。
37話で校長が言っていた祭りの準備って、こっちのことだったなのかな。
時系列はアレキサンドライトスタイル登場以降ということくらいしか分からないか。

今年は珍しく異世界に行かないどころか、いつもと違う舞台ですらないという。まぁ、魔法界が既に異世界なんですけど。

いきなり変身

短編が終わった瞬間にいきなりダイヤスタイルの変身が始まって、ドンヨクバールとの戦闘開始。いつもの敵の登場はこのシーンだけでデウスマストの眷属は出番無し。
ホウキを使ったアクションが久し振りに見れて嬉しい。

秋私服

フェスティバルに向かったみらい達は映画オリジナルの秋私服姿に。これが滅茶苦茶可愛くてなぁ。ちょっと美少女過ぎない……?
特に、ちょっと大人っぽいデザインのはーちゃんがすげー可愛い。中身はいつものままなので逆に背徳感がある気がしないでもない(ぉ

リコはタイツ装備なのがポイント高いですね。作監だった13話でもストッキング装備だったけど、上野さんはリコの生脚を隠したい性癖でもあるんだろうか。服の色合いを見てると『D.C.』の風見学園本校女子制服を思い出して仕方が無い。

この衣装に着替えるまでは春私服だったけど、もしかしてはーちゃんには春私服の設定が無い……?

衣装コンテスト結果発表

以前に一般公募が行われていた衣装デザインの入選作が劇中に登場。みらい、リコ、モフルンがお着替え。
はーちゃんの衣装は多分、スタッフがデザインしたものと思われ。
フェスティバルのシーンでは、ずっとこの格好だったから、それなりに長い時間着ていたんじゃないかな。

ご当地マスコット参戦

くまモンをはじめとする全国のクマモチーフのマスコットが大集合。特に活躍をすることも無く、全員集合のカットが序盤に1カット、終盤のミラクルライト振りで1カット、総登場時間は合計10秒もなかったんじゃないか……?

ダークマター/クマタ

生まれつき強大な魔法の力を持っていたがために孤独に苛まれていた存在。一見、ベタな名前と見せかけて、クマとのダブルミーニングになってるのが面白い。
クマタと同一人物ってのは名前から丸判りですよねw
ダークマター時の逆三角な体系がかっけーな。

迎え撃つはサファイアスタイルだが、圧倒的な力に手も足も出ないプリキュア達。そんな中、願い石に選ばれたモフルンが攫われてしまう。
アオリのカットの所為もあるにしても、ちょっとサファイアミラクル、胸あり過ぎじゃない……?

ようこそ、クマの森

ダークマターから逃げ出したモフルンが迷い込んだのはクマ達が暮らす森だった。そこであっという間に仲良くなるモフルン。その過程が『正しい魔法の使い方』を挿入歌として描かれていく。そこで使うのかよw

遊んでないで、みらい達の元に帰ろうとしろよと思わないでもないw
とはいえ、クマしか映ってない画面のハートフルさは異常。

大切な人

離れ離れになって初めて気付くお互いの大切さ。ラブストーリーとかでよく見る奴ですわ……。
みらいとモフルンの思い出、挿入歌『ふたつのねがい』と、これで涙腺爆発しないわけがない。

鮮烈!キュアモフルン

みらいを助けたいモフルンの願いが奇跡を呼ぶ。普通の人間の姿は無く、一気にプリキュアへ変身。タナカリオンがワープ進化って言っていて草。ワープ進化言うなw

一応バンクっぽいシーンを経て登場。名乗りは「モフモフモフルン!キュアモフルン!!」というぶっ飛んだものに。
中性的なモフルンを意識して、史上初のズボンをはいたプリキュアとなっている。とはいえデザイン、クッソあざとい。

声はちょっとくらい低くなるかと思いきや、語尾までそのままで笑う。
みらいをお姫様抱っこで救出。その後の凛々しい顔つき、キレッキレのアクションとムチャンコかっけーな、モフルン。

ホウキを分身させて盾にしたり、足場にしてトリッキーな近接戦をしたり、重連させてブチ込んだりととにかく格好良い。格好良い以外の感想が出て来ない。よく考えたら、盾にする技、完全にユニコーンガンダムですわ。
また、挿入歌『鮮烈!キュアモフルン』がバシッとマッチしてる。イントロがマジ格好良い。

フェリーチェの活躍

終始ピンクトルマリンを使っていた印象。シールド系だから使い勝手が良いのは理解るんだが、それにしても使い過ぎだろw

アイスドラゴンに続いてフレアドラゴンまで手懐けてしまったので、またドラゴンはーセックスとか言われる流れですわ。

モフルン消失

ダークマターの攻撃を受けて、ぬいぐるみへと戻ってしまうモフルン。はいはい、涙腺崩壊涙腺崩壊。

ミラクルライトの力が奇跡を呼ぶ。再び変身したプリキュアはモフルンも含めて集合名乗り。こんなん燃えずにはいられませんわ……。

最終決戦

熱血挿入歌『キラメク誓い』と共にシャドウマターへと立ち向かう。アメジストの瞬間移動能力で敵の攻撃を転移させるという使い方が面白い。

知ってはいたけど、爆発の中、リンクルストーンルビーの大きい幻が輝き、煙が晴れたらルビースタイルにチェンジしてる演出、最高に格好良い。
しかもミラクルとマジカルを仲介しているモフルンまでルビースタイルになってるから滾らずにはいられない。

この後もサファイア、トパーズへと次々チェンジしていく。そうそう、こういうのが見たかったんや!!タナカリオンなら絶対やってくれるって信じてたぜ!

しかもその後、奇跡の全スタイル揃い踏みですよ。これはアカンやろ……見たかった絵過ぎて興奮が限界値を突破するぜ。
ミラクルライトの奇跡で納得しようとしたけど、あれ、トパーズスタイルの光球の応用で作った分身なのか。
これ、絶対『仮面ライダー電王』『仮面ライダーウィザード』を意識して作ったでしょ……w

最初のキュアモフルンの姿はダイヤスタイルなのかと思ったが、変身に使ったのはモフルンリンクルストーンだから、強いて言うならキュアモフルン・モフルンスタイルになるのかな。

そしてミラクルライトの力から生まれたハートフルリンクルストーンで4人はハートフルスタイルへ。基本的にはアレキサンドライトスタイルのマイナーチェンジっぽいデザインか。
また校長が皆に喝を入れてミラクルライトを振るシーンが燃えるんだよなぁ。

必殺技はプリキュア・ハートフルレインボー。両腕を大きく振り回して発動するフルフルフルフルリンクルが滅茶苦茶格好良いんだよなぁ。完全にかめはめ波とか、そういうメソッドでしょ。

ED

特にスペシャル要素無かった?キュアモフルンが出るかと思ったが……。
しかも全画面ではなく、向かって左に小さくダンス映像、右にクレジットと今一つ迫力の無い構成に。
衣装コンテスト入選者発表との兼ね合いかしら。

まとめ

そんなわけで事前にハードルをムチャクチャ上げておいて、それを易々と越えてくるいつものタナカリオンスタイルでした。
自分の持ち味を全力で出しつつ、かつ『まほプリ』が元から持っている味も忘れないバランス感覚。

俺が『まほプリ』で見たいと思っていた絵が殆ど見れた。後足りなかったのは、みらリコのイチャイチャくらいか。

ぼく「こうくるんやろ?(期待)」
タナカリオン「せやで。その上で更にこうやで」
ぼく「んほぉぉああああああああぉおおああ」ビクンビクン

みたいなイメージ。ホント、最高かよ……。

構成が完全に最終回なんだよなぁ。『勇者王ガオガイガー』で言うところのZマスターを倒した後に機界新種が現れるような感じというか。
リソース全力解放のラストバトルをテレビシリーズの最終回が越えられる気がしないw

全体的にミラクルライトの使い方が上手い。今年の設定が設定だからってのもあるんだけど、要所要所で効果的に使われていて印象に残るようになっている。

そして、とにもかくにも圧倒的作画力によるアクション。作画!作画ぁ!作画ぁぁああああああああ!!って言葉しか脳内に浮かばないくらい作画がキレッキレ。

シナリオではやっぱり『ハトプリ』映画が相変わらず頂点だが、ギミックの使い方やアクションのアツさではこちらが頂点かなー。

まゆみ役の多田さんが出演したって言ってたからナシマホウ界の人も出番あるのかと思いきや、モブ役かいw
かな役の菊池さんはモブクマだったかな。

今後、キュアモフルンが登場する可能性はあるかなー。願い石のはまた100年の眠りについたしなー。最終回付近でワンチャンあっても良いと思うんだが、三塚監督だったら理由付けが難しいとか言って諦めそうなんだよなー。
それに立ち位置が微妙だから、もし今後オールスター的な何かがあっても出してもらえないんじゃないかと……。うーむ……。

タナカリオンが映画の仕事が終わった途端、アーツフローラで遊び倒していて草。

次の映画は

2017/03/18に『映画 プリキュアドリームスターズ!』公開決定。非オールスターズ。例年は春映画やるよ!くらいの発表なんだけど、今年はがっつりキービジュまで出してくるスタイルで驚いたぜ。
テーマソングまでちょっと流れてたっぽい。

まぁ、大きく方針転換したから早めに情報を出して沈静化を図る意図があるのかもしれん。もう1回くらい、歌をテーマでやるかと思ったが。映画を見る前に映画館のチラシでネタバレを喰らった俺です。
今度も特別な玩具付き前売り券やるのね。味を占めたなw

キービジュの真ん中にいるのは映画オリジナルプリキュアとそのマスコットなのかな。
イントロダクションの雰囲気だと直近3世代が異世界の問題を解決する。その流れで映画オリジナルプリキュア誕生、みたいな流れかなー。

いや、この面子ならエコーさん出してあげてくださいよ!
タイトルに「ドリーム」って入ってるが、流石にキュアドリームが出るわけではなかろう。

特報映像からは凄く和モチーフ感が出てるし、新キャラのデザインも和風寄りだから、その辺を推す映画になるんだろうか。1年間、和モチーフでやるのはキツいがダイレクトに商品展開に関わらない映画限定要素ならアリという判断なんだろうか。

いや、来年が和モチーフではないと確定したわけではないんだが、既にバレてる商標登録からすると違うっぽいんだよな……。

今、公式サイトで特報映像直したけど、これアニメパートに見えるけどCGか……?遂にフルCG長編来ちゃう……?今までキービジュがCGだったことって無かったと思うし、可能性高そう。
まぁ、青山さんも高齢だし次の方策を考える時期に来たってことか。

意外だったのは、わざわざ「オールスターズじゃない」と明言したところ。しれっとやめるもんだとばかり。
「新たな夢のトビラがひらく」って『ゴープリ』新章開始みたいなキャッチコピーだなw

燃:S+ 萌:S- 笑:A 総:S+

反復リンク
2回目

本編リンク
魔法つかいプリキュア! 第38話「甘い?甘くない?魔法のかぼちゃ祭り!」

CDリンク
キラメク誓い
映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン! オリジナルサウンドトラック

雑誌リンク
アニメージュ1月号増刊 魔法つかいプリキュア! 特別増刊号

映画リンク
映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!(2015/10)
映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!(2016/03)
映画 プリキュアドリームスターズ!(2017/03)
映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!思い出のミルフィーユ!(2017/10)

アニメ,映画

Posted by お亀納豆