【映画感想】映画 プリキュアドリームスターズ!

3月 19, 2017 by
Filed under: アニメ, 映画 

「しょっぱい涙があるから、笑顔が引き立つんだって」

みんな、

ちょっと美少女過ぎない……?

概要

第一報から早5ヶ月近く、遂にオールスターズではない春のプリキュア映画が幕を開ける。
初見でゲストキャラであるサクラがエコーに続く映画オリジナルプリキュアかと思ったけど、別段そんなことはなかったんだぜ。

数年前からオールスターズをやめざるを得ない時期に来ているという話は出ていたし、この流れは規定路線。スーパー戦隊で言うところのVSシリーズみたいなものか。
登場するのは『プリアラ』『まほプリ』『ゴープリ』の直近3世代。和モチーフなら、あんみつこまち大活躍のチャンスだったのでは……うぅっ(´;ω;`)

オールスターズをやめただけではなく、スタッフも大幅に入れ替えが行われている。遂に青山さんがキャラデザを卒業し、監督に『レフィのワンダーナイト!』の宮本監督を起用することで、およそ半分のシーンがフルCGパートに。

2Dパートは総作画監督に『ゴープリ』キャラデザの中谷さん、作監に『ハピプリ』映画作監の大田和寛さんを起用したことで、クオリティがどえらいことになっとる。
大田さんの所為でプリキュア達がエロ可愛くなっているから困る。

作画は、線を太くする特殊な撮影処理が掛けられていて、CGのシーンと繋いだときの違和感を抑える配慮がなされている。
これのお陰でシーンの切り替えが大分スムーズになってるな。

CGモデルは『プリアラ』に関しては本編のものをアレンジして使っているそうで。『ゴープリ』は『レフィ』の時のモデルだと思うけど、『まほプリ』組は新規なんだろうか。テレビシリーズのEDとは雰囲気が違うように感じたけど……。
脚本は『まほプリ』でも何本か担当していた坪田さん。

そういや世のお父さんの中には、子供のために来場することにさえ抵抗がある人がいるみたいな話を聞きました。俺達からしたら、最高の免罪符なんだが……。

パンフレット

劇中で印象的に使われている鶴の折紙の折り方が掲載されていて、更にすぐに折れるように桜の模様の入った紙が2枚付いているのが嬉しい。

クイズコーナーでは「キ〇〇〇〇〇プ」って問題があって、真っ先に「キュアーアップ」が浮かぶ、どうも俺です。「キュアホイップ」だっつーの。でも小さい文字の位置まで同じなんだぜ……。

どうでも良いが、珍しくプリキュア映画のパンフを買うときなのにレジ担当が男性でしたね。本当にどうでも良いな。
最初は物販でプリキュア新聞を買おうと思っていたが、軽く見たところ売っていなかったっぽい?

時系列

『ゴープリ』も『まほプリ』もどうやら本編完結前の模様。ゼツボーグやヨクバールの出現に驚く描写が無かったので……。

ガイダンス

ホイップと各世代の妖精が集まって映画の注意事項を説明してくれる。もうここから和のテイスト全開で、妖精達の可愛さもあって和んだ。

導入

いちか達の世界の桜の開花に影響を与える異世界、桜が原。そこで暮らす少女サクラは、美しいものに目がない悪党、烏天狗に追われていた。

まず、和風な異世界の美しい景色をがっつりCGで描写することで映画のコンセプトを示す構成か。
ちょっと怖さを吹くんだ和風BGMが凄ぇ良い。RPGの戦闘曲みたい。

一連の逃走劇を夢に見たいちか。変身バンク以外で髪下ろしたとこ初めて見た気がするな。

OP

曲自体は事前にCDで聴いていたこともあって好きになってる。ただ、映像が劇中からの使い回しで構成されていたのがもんにょりしたかなー。ここは個人の好みの世界ではあるだろうが……。

サクラとの出会い

ゲストキャラというか本作のヒロイン的ポジション。観客とプリキュアの距離を近付ける橋渡し役も兼ねている。
年齢は小学校高学年くらいかな。

偶然出会ったサクラを助けるため、烏天狗の使い魔に立ち向かうホイップ。劇場で見る変身バンクはいつもの3倍増しくらいで格好良く見える。
いちかを追って駆けつけるひまり達。何でちょっと高い所で格好良く立ってるんだよw
ここで4人が同時変身。だからサントラに2回変身BGMが収録されてるのか。集合名乗り先行公開あるかと思ったが。

サクラを守るために戦う『プリアラ』チーム。クリームエネルギーをパスし出すからゴレンジャーハリケーンでもすんのかとオモタ

助けを求めて

時空を越えて、我々観客のいる世界へサクラが飛び出て来るという演出は面白い。本当にスクリーンのある場所が舞台に変わってキャストがそこにいるかのよう。
CGモデルもこのシーンのためだけにサクラとホイップの分が作成されている。

試みとしては凄く面白いと思うんだけど、好き嫌いが激しく分かれそうかなー。個人的にはこのシーンによって没入感は薄まっているかと思う。

魔法界

サクラと共に宝石を持つ存在を捜してやって来たいちか、ひまり、あおいの3人。そこで出会ったのは宝石を持つクマのぬいぐるみで……。
ここに箒で突っ込んでくるリコがクッソエロ可愛いんですよね。

モフルンを助けるために石塔を蹴って地上へダイブするいちかの度胸と運動神経凄過ぎィ!めっちゃ良い動きしてたw

脇役は校長、教頭、グスタフさん、トッドさんが登場。校長以外のチョイスがマニアックだなw
いや、魔法界の説明役としてはうってつけなんだが。校長が「うまし」って言ってくれたの嬉しかったですね。

あっ、『まほプリ』最終話で、いちかが登場した部分はパラレル扱いになったんだな……。

ノーブル学園

こちらにはゆかりさんとあきらさんが。脇役は、ゆい、ゆうき君の親衛隊、パイセンあたりか。パイセン、動いてたけど超小さい上に台詞無しなのかよw

噂のあきらさんのゆいちゃんへの壁ドンだけど、後でナンパと言われて狼狽していたところをみると、どうも真面目に目的を達成しようとした結果、ああなっただけの模様。
あきらさん、初対面の相手にはちゃんと敬語で話してるし、もしや『プリアラ』チーム一番の常識人なのでは……。

例年のことながら先輩達の変身シーン、久し振りに見るからってのが大きいが、ドチャクソ格好良い。

シズク/五月雨

ゲストキャラその2。キャストは女優の木村佳乃さん。てっきり歌手だとばかり思っていたわ……。
芝居は棒気味だったけど、別に雰囲気を壊すほどではなかったかな。何故に京都弁っぽい喋りなのか……。

五月雨としての姿は青髪に狐面と、キュアプリンセス役の藩めぐみさんが激反応せざるを得ないデザインで笑うしかない。髪質もちょっとひめっぽいよな。
デザインが結構格好良いし、もうちょいガチバトルがあっても良かったと思うのだが……。

結局、正体は明言されなかったけど、桜が原を守る聖獣のような存在なのかしら。

烏天狗

今回のボス。キャストは南海キャンディーズの山ちゃんということで、良い意味で気持ち悪いナイスな悪役となっている。
ほんとこの人、ニチアサのレギュラー悪役やってほしいんですけど。

部下の赤狗と黄狗はお笑いコンビのライスが担当。もうちょっと台詞あっても良かったのにと思える程度には良かったと思う。

プリキュア女子会

スイーツ工房でインターミッション。スイーツ作りのシーンで、はるはるの実家が和菓子屋であることに触れられるかと思ったが、スルーされちゃったな。
あっ、トパーズスタイルと『プリアラ』チームの共通性も触れられなかったな。ミラクルがそういうの私達もあるよ!とか言って変身してくれたらゲキアツだったのに。
はるはるとみらいは面識があったので、一応これまでの春映画は下地にある模様。

スイーツを皆で食べるのは理解るが、何故カレーが出て来たのか……。というか、あそこに米やカレーの具材があったことに驚く。

前売り券に付いていた限定アニマルスイーツ、モフルンさくらマフィンとサクラケーキだいふくはここで登場。

桜が原へ

ここから完全にCGのシーンに。モデルの無い妖精達はお留守番。ここにもうちょっと理由付けが欲しかったか。大分アッサリ処理されてしまってたし。

劇中でもCGの姿は普段とは異なる姿として認識されているみたい。
気に入ったとクルクル動くトゥインクルぎゃんかわ。

決戦

ちょっとホイップ以外のプリキュア達が封印されてから復活するまでが早過ぎるかなー。あんまり大ピンチって感じがしなかった。烏天狗のキャラもあるんだろうけども。
宮本監督、キャラが泣くときに鼻水垂らすの好きだな。レフィ役の上垣ひなたちゃんのアドリブが印象に残ってるのかもしれん。

12人の中心に立って腕組みしてるホイップさんのオトコマエっぷりよ。もっと長く見せてほしかったぜ。

クリームエネルギーでまさかのムゲンシルエットである。クリームエネルギーでドデカい拳を作って思いっきり殴ってるの笑うでしょ。先輩が勝手にやったことなんで(震え声)ってこですか、わかりません。

ED

しっとりした曲は今回の映画に良くマッチしているが、中盤の回想シーンでほぼフルサイズが流れてしまったのがちょっとマイナス。

みんなでお花見するシーンが描かれる。桜が原でのお花見なので、みんな変身したままでお弁当を食べているのがシュールだ……。

ここでは1枚絵で世代を越えたプリキュア達の絡みが見れるのだが、このカットはパンフに収録されているので、みんな買おう。
ここのミラクルがめっちゃ可愛いんですよ。

最後にはホイップ、ミラクル、フローラが着物を着たカットで締め。何故、変身後に着せたのか……。ミラクル、ブーツのまんまじゃんw

まとめ

そんなわけで春映画新世代『ドリームスターズ!』でした。色々と実験的な手法が用いられていて興味深い内容だったな。
まず映像面のクオリティは2D、CG共に半端無い。どちらもむっちゃくちゃ可愛いんだよなぁ。

妙に蹴り技が多かった気がするのは気のせい?踏ん張ったり、高所からの着地もいちいちサマになっていて地味な良かったポイント。プリキュアに蹴られたいだけの人生だった……。

いずれCGで映画を作りたいという東映の考えは『DX2』の時点で既に表れていたし、その結果がこの形なのだとすれば、当時感じていた不安は杞憂だったと言える。

しかし、これといった必殺技が無いので戦闘が単調気味になる、モデルを作成したキャラしか登場出来ない等の課題が残っているんだよなー。
もしかして『プリアラ』がガチ肉弾戦を出来ないことも影響してるのかな。
必殺技バンクはエメラルド・リンカネーションのみ。

監督が製作開始当初は深刻な人手不足だったって言ってたが、やっぱり東映としてはCGを使うことでコストカットを狙っているんだろうか。そうであるなら、今回の内容はコストカットから真逆の方向のように思えるが……。

もにょるポイントとしては、

・いちかは何故サクラのことを夢に見たのか
・シズクな何故プリキュアの存在を知っていたのか
・ゼツボーグとヨクバールはどこから出て来たのか
・桜が原の他の住人は?

全体的に説明不足なのよな。まぁ、ちびっ子に必要かと言われるとアレなんだけど、拙者、何でも劇中で説明してほしい侍に候。故あって女児向けアニメ映画鑑賞に参上仕った次第マンなのでなぁ。
限られた尺の中で様々な要素をどう盛り込むかが今後の課題だと感じましたね。

個人的にはゲストキャラを主軸にして話を組み立てる手法があんまりピンとこない。折角今回、登場するプリキュアの数を大幅に絞ったんだから、もっとプリキュア同士の絡みをフィーチャーすべきだったと思う。
終わってみれば、サクラとシズクのドラマに大分尺を持っていかれたからなー。その辺は戦隊のVSを見習ってほしい。

子供達を飽きさせないために、要所要所にキレの良いギャグが仕込んであるのが嬉しい。ちょっと最後までギャグを入れ込んできたのがどうかと思う部分があるにはあるが、概ね好印象。
「喋れたの!?」はズルい。

次はまた違うことをやるのかしら。来年はシリーズ15作、春映画10作目と色々重なってきてるからド派手にいってほしいところ。
とはいえ安易にオールスターズをやってしまうと、今作は失敗だったような扱いにならないかな……。

だからいっぺん、テレビシリーズで和モチーフをやってみてくださいよってばさ。キュアミヤビとかキュアカグラとかさぁ。

次の映画は勿論10月に『プリアラ』単独。現時点では何一つ内容が判らないw
取り敢えずアニマルスイーツコンテストが開催されて、それのグランプリ作品が劇中に出るということは判った。

燃:A+ 萌:S- 笑:A 総:S

映画リンク
映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!(2016/03)
映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!(2016/10)
映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!思い出のミルフィーユ!(2017/10)

本編リンク
キラキラ☆プリキュアアラモード 第6話「これってラブ!?華麗なるキュアショコラ!」

CDリンク
映画 プリキュアドリームスターズ! 主題歌シングル(2017/03)
映画 プリキュアドリームスターズ! オリジナルサウンドトラック(2017/03)

関連書籍リンク
プリキュア新聞 2017年春号(2017/03)
CGWORLD vol.225(2017/04)

スポンサーリンク



Comments

Tell me what you're thinking...
and oh, if you want a pic to show with your comment, go get a gravatar!