おあいにくさま二ノ宮くん <3>
著:鈴木 大輔 イラスト:高苗 京鈴
過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
ぎゃあああああああああああああああ、読む順番間違えたぁぁあああああああああ!!??これが四ヶ月連続刊行一冊目やんけ!何で間違えたんだろう……orz
さて短編集第三弾。
『峻護、変身するのこと』
白球に変態的愛情を示す男、後藤伸也。その白球に対する変態性はいかにもな極端展開の代表みたいなアレだが、今後の登場は絶望的か?こういう方向の変態性は面白いと思うんだが。
『真由、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶのこと』
真由のダイエット。極端展開に走ったときの真由はやたら饒舌。
『峻護、弟子をとるのこと』
竜崎流柔術総代、竜崎アキラ登場。完全に一回きりのゲストキャラ。まつりが出て以来、こういう一発キャラが多くなった気がするな。
『真由、いたずらするのこと』
ハートフル。
『峻護、大恥をかくのこと』
男装の麗人、如月純登場。この人も見事な一発キャラだったなぁ。と言うか、こういうタイプのキャラなら何回かは引っ張ってしかるべきだと思うけどなぁ。
どっちにせよ、二ノ宮君の焼餅のやきっぷりが面白いので、再登場希望。
『真由、やってしまうのこと』
短編の中では、個人的トップ3に入るのではないかというくらいの良エピソード。「有り難う」、ただその一言が聞きたかったから、というハートフルな感じが堪らん。
『麗華、災い転じて福と思ったらやっぱり……のこと』
御嬢のターン!!自爆し続ける御嬢可愛いよ御嬢。
口絵でも後書きでも、ずっと御嬢のターン!!
今回気になるのは、収録順が掲載順と違うということ。二ノ宮君と真由のエピソードが交互になるように再構成されている。確かに、各エピソードの内容から考えても、しっくりくる構成ではある。細かい凝り方やなぁ。
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