【ラノベ】29とJK4 ~夢のあとさき~【4巻/感想】
著:裕時 悠示 イラスト:Yan-Yam
許せ、親友。俺は勝つ。勝たねばならない。勝たなきゃ、俺の仲間たちが職を失う。彼女とも約束したんだ。必ず勝つ。
2018年2月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。
今回は初めて『俺修羅』と同時発売ではない。著者紹介で刊行が遅れたことを謝っていることは本来は『俺修羅』と同時発売の予定だったんだろうか。
表紙は槍羽と花恋の幼馴染みで大親友の夏川真織。表紙に花恋が不在なのは初めてだな。ラノベだと槍羽が外されて花恋が残留というのが妥当だと思うのだが。
ってか渡良瀬さんや沙樹は表紙に出れないのに新キャラである真織はいきなり出れるの。これがJKの力ってやつか。
前巻からさほど間が空いたわけでもないのにキャラ紹介と前巻の粗筋が追加。ダイレクトに前巻から続いているストーリーだからか。
さて、槍羽の前に立ち塞がったのはかつての親友、天才ケン。大銀行の審査役としてリストラを敢行しようとする彼から仲間達を守るため、槍羽はあらゆる手を講じるが……。
ストーリーからJK成分がどんどん薄れていき、今回は完全にリストラがどうしただの、正社員と非正規がどうのこうの、みたいな話で溢れ返っている。
売り上げ的にはこういう方向に舵を切っても大丈夫と確信出来る数字が出ているのかしらん。
これはこれで面白くて好きですよ。無能な上層部に啖呵を切れる槍羽さんカッコメン過ぎるんだよなぁ。
俺から奪っていく奴を絶対に許さないとか『聖剣使いの禁呪詠唱』かよ。
そりゃ渡良瀬さんでなくてもスキスキLOVELOVE光線送りたくなっちゃうわ。やっぱり、この人、大勝利さんの親戚か何かだろ……。ラブコメモードになるとマッハで周りが見えなくなるところがそっくり過ぎる……。
初登場となる真織はキツめの黒髪美人で花恋とは対極の雰囲気。しかし、これはこれでまた魅力的な……。
ネーミング的には『俺修羅』の真涼と近いんだが接点あるのかね?
また以前から登場していたシングルマザーの城尾さんがイラスト初登場。
エッロ!!!!!!!!
えっ、待って。こんなエロいお姉さんだなんて、弊社聞いてない。こんなん即ハボですやんか……。
ファンタジア文庫『デート・ア・ライブ』の〈藁人形〉椎崎みたいなイメージだったのだが……。
ここから更に美女を増やしてくるのか、おお、殺伐とした展開だから味方だけでも美女を増やす作戦か……と思ったら、何でスキンヘッドの大男が仲間になるんだよw
やだ、超頼もしい……。
対峙する花恋と剣野。そこでなつけーゲームで狩り取りにくるなwwwww
とはいえ、そこは流石天才ケン、ネタは知っていても懐かしさで死ぬことはなく。『笑う犬』の小須田部長とか懐かし過ぎるやろが……。
これも━━━━要りません(微笑)
そして起死回生の一手が決まるかと思われたそのとき、槍羽の前に姿を現すアルカンフェルCEO。詰んだ感が半端無いなんだけど、果たして勝機はあるのか……?
というか今回のサブタイの時点で最終巻臭かったが、次こそ本当に最終巻になるんじゃないの……。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・29とJK3 ~社畜のいやしはJK~(2017/09)
・29とJK5 ~消えない模様~(2018/09)
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29とJK4 ~夢のあとさき~ (GA文庫) | |
裕時 悠示 Yan-Yam
SBクリエイティブ 2018-02-14 |
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