【ラノベ】新妹魔王の契約者Ⅸ【9巻/感想】

新妹魔王の契約者 IX【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

著:上栖 綴人 イラスト:大熊 猫介(ニトロプラス)

「あたし達も選んだの」
「━━刃更達と一緒に生きようって」

2015年12月の新刊。約2年9ヶ月3週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。今度、上栖さんの新作が出るということで慌てて消化を始めた、どうも俺です。
表紙は刃更と柚希。今回の内容からしたら順当なところか。

さて、柚希と胡桃に突然下った《里》への一時帰還命令。刃更と澪も共に《里》を訪れるが、そこで待っていたのは懐かしい者達との再会と新たなる脅威で……。
総扉の退魔忍みたいな柚希、《里》関連の衣装なのかと思いきや、ただのイメージなのかよw

冒頭には七緒の性別を固定させるという建前の元、やりたい放題。刃更さん、すっかり手馴れてしもうてからに……。
っていうかこの下り、本筋と関係あるのかな。何かもうバトルがインフレし過ぎて、七緒が絡めそうな隙間が無さそうだけど。

今回は直接的なバトルだけでなく、政治的な駆け引きもしっかりと。この駆け引きをやってる間のギスギス感が半端無い。いや、政治ってのはそういうもんだと言われたら、そうなんだけども。
にしても上栖さんって、ここまで川上稔さんっぽい文章を書く人だっけな……。あそこまで癖が強くはないけど、とにかく川上さん臭が凄い。

エロい挿絵は勿論あるとして、男だけのシーンにもしっかり挿絵があるのが嬉しい。ご飯を手配しろと言われて、うっかり自分で作っちゃう高志、可愛いが過ぎるな……。ちょっと抜けてるイケメンとかズルいでしょ……。

新登場の幼馴染みセリス。これから刃更達と同居することになりそうだけど、やはり彼女も毒牙にかかってしまうのだろうか。これ以上、ヒロインを増やしても……という気はするが。

ドスケベシーンもやたら理論武装をしてくるのは相変わらず。何だよ、酸素と水分の供給って、そこはおファンタジーでいいだろw

そして動き出す斯波恭一。可愛らしい顔してえげつない奴っぽいけど、こいつがラスボスなんだろうか。

次は2017年2月にⅩ巻、11月にⅩⅠ巻、2018年5月にⅩⅡ巻。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
新妹魔王の契約者Ⅷ(通常版)(2015/07)
新妹魔王の契約者Ⅹ(2017/02)

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KADOKAWA / 角川書店 (2015-12-01)
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Posted by お亀納豆