読書の時間よ、芝村くん!
著:西村 悠 イラスト:ゆでそば
「美しい乙女を守り愛でる……騎士道じゃよ」
「褒めるな、マーリン」
「ただのエロガキよ!」
「ふむ。罵られるのも悪くない」
「お前もうしゃべんな!」
約三ヶ月二週間の積み。積み期間が半端無ぇ……。しかも二巻が今月出るから優先的に消化しただけで、そうでもなければもっと積んでいたぜ……。
一迅社文庫。電撃文庫で『二○四九階の彼女』でデビューした西村さんの実質的な初の長編。一迅社文庫自体には『幻想症候群』で既に登場済み。
本ネタなら買わざるを得ない。イラストがゆでそばさんってことは『さくらファミリア!』は完結したんだろうか。まぁ、一迅社文庫は他のレーベルと比べて、変則的だから判らんけど。
大まかなストーリーとしては薄れていく現実と物語の境界線を守り、物語の現実への侵食を防ぐために物語の世界に入り込み、冒険を繰り広げる、というもの。
表紙からも判る通り、ダブルヒロインとなっているが、主人公の和樹が中盤一切登場しないので、ラブコメ色は弱め。
ガガガ文庫の『ブック×マーク!』と大分被っている気がするなぁ。
ラストのアーサー王を支え続けた老魔法使いマーリンの結末がLOVEだったから、二巻も読んでみようかという気になったけど、二巻で切り捨てになる可能性大だなぁ。
どうにも盛り上がりに欠けるんだよな。
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+
シリーズリンク
・読書の時間よ、芝村くん!(2009/07)
著者リンク
・神様の言うとおりっ!(電撃文庫、2009/08)
・秋津楓はアたらない!(2010/09)
・僕と彼女のギャルゲーな戦い(メディアワークス文庫、2010/11)
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