【ラノベ】物理的に孤立している俺の高校生活 9巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:森田 季節 イラスト:Mika Pikazo
物理的にはなれているけど、ちゃんとつながっていられる、そんな二人でいたい。
2020年12月の新刊。約6日の積み。7ヶ月振りの新刊。
表紙は笑顔のえーりんと業平。いかにも最終巻という表紙で感慨深いねぇ。個人的には総扉の膨れっ面のえーりんの方が可愛いと思うが……。
さて、愛河に振られてしまった業平だったが、これまでの経験が彼をただ諦めるだけの人間から変えていた。もう一度、愛河に告白する決意を固めていくが……。
最終巻に到達する前に愛河への告白まで辿り着いたから、最終的にはえーりんとくっつくことになるかと漠然と考えていたが、再告白とは……。恐れ入ったぜ。
再告白するために遂にドレインの力を完璧ではないにせよ、制御することに成功したのはアッパレである。
しかし、えーりんの一人称のシーン、切ないよねぇ……。幸せになって……(´;ω;`)
流石に最終巻ともなるとシリアスな展開が増えて、えーりんの毒舌が少な目だったのが惜しいw
総評
そんなわけでタイトルが出オチ感満載なガガガ文庫『物理的に孤立している俺の高校生活』全9巻、これにて完結。足掛け3年10ヶ月。
少しずつ少しずつ自分のコンプレックスと向き合って成長していく業平を応援したくなるシリーズでしたね。この堅実さが良いというか。
森田さんは相変わらず売れ線に自分の持ち味を混ぜ込むのが上手い……。
結局、周りは女の子ばっかりじゃねーか!とならなかったのも実に良い塩梅。大福、出しゃばり過ぎず、かといって空気でもない絶妙なポジションだったよな……。
Mika Pikazoさんの描かれるえーりん達の可愛さがハイレベルだったのも印象深い。マイナスの表情してるえーりんが可愛いんだよなぁ……。
燃:C 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・物理的に孤立している俺の高校生活 8巻(2020/05)
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