【ラノベ】VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた【１巻／感想／ネタバレ】

著：七斗七（ななと・なな）　イラスト：塩かずのこ

「は？どちゃしこなんだが？光ちゃんのママ貴方の配信見てどちゃしこなんだが？」

プシュ！

ファンタジア文庫2021年５月の新刊。約１日の積み。何となくビビッときたので買ってきました。
カクヨム発……かと思いきや、更にその前にハーメルンとかいう投稿サイトで連載されていた模様。

表紙そのものが配信画面っぽくなっているのは面白い構図ですね。VTuberに関しては全然詳しくないから何が普通なのか知らんけども。

清楚がウリの新人VTuber、心音淡雪（こころね・あわゆき）。再生数が伸び悩んでいたある日、配信を切り忘れて素の姿が拡散されてしまい……。

素を出すことにすぐに抵抗の無くなったシュワちゃんが同期や先輩VTuber相手に大暴れを続ける連作短編ギャグとなっている。パロネタ上等で、とにかくネタの乱れ撃ち。そうそう、こういうので良いんだよ。複雑な設定や感動するラストなんて要らんかったんや！
視聴者のコメントが適度に差し込まれる構成も俺好みですわ。

シュワちゃん、表紙の清楚さが嘘かのような暴れっぷりなんだが……。清楚とは言えない、とかそういうレベルじゃねーぞｗ
最早モンスターの域まである。

劇中では聖遺物みたいな超凄ぇアイテム扱いのストロングゼロなんだけど、そんなに凄い酒なのん？アルコールに１ミリも興味が無いから全然ピンとこないな……。

中の人の視点で描かれているものの、挿絵に登場するのはＶの者としての姿のみ。これはもうそういうお作法ということなんだろうね。

そんな具合で予想外の掘り出し物を引き当てましたよ、奥さん。このハチャメチャな勢いを維持出来るなら長く続けてほしいタイトルですねぇ。

燃：Ｃ　萌：Ａ　笑：A+　総：Ａ

シリーズリンク
・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた２巻（2021/09）